ダブルバトルランクバトルシーズン1で使用したパーティです。
【基本コンセプト】
stoicさんの「トゲキッス+ジュラルドン+エルフーン+ウオノラゴン」という並びが強そうなので作成してみました。
元となるパーティに改悪を加えたうえで基本選出を崩さないようにすることを心がけています。
参考記事は以下のとおりです。
https://stoic4486.hatenablog.com/entry/2019/12/16/232505
【個別内訳】
※採用順の並びです。
ジュラルドン@いのちのたま@すじがねいり
りゅうせいぐん・ラスターカノン・ソーラービーム・10まんボルト
ひかえめ 145-*-136(4)-189(252)-70-137(252)
パーティ構築のスタート地点です。元々ダブルバトルでも全体技で詰めるのではなく単体技で1体ずつ倒していくパーティが好きで、ジュラルドンの性能はとても好みで使ってみたいと思ったことからパーティの組み始めとしました。
パーティ全体で誘いやすい水タイプや地面タイプに対して打点が持てるサブウェポンの「ソーラービーム」と「10まんボルト」をダイマックス技で使うのが強力です。
火力を最優先としたかったためCに補正をかけて最大とし、相手のジュラルドンを見たらこちらのジュラルドンを積極的に繰り出していくため、準速として耐久調整は行いませんでした。
技についても「ラスターカノン」や「10まんボルト」を「てっていこうせん」や「かみなり」にすることも考えられましたが、比較的ダイマックスが切れた後でも戦うことが少なくなかったことから安定性を求めました。火力が最優先というコンセプトにはマッチしていないので要検討です。
耐性が非常に優秀なので準速ではなく様々な耐久調整を施して「トリックルーム」をスイッチ気味に扱うことも選択肢として考えられるなど、幅広い扱いができる優秀なポケモンだと感じました。
マジカルシャイン・エアスラッシュ・かえんほうしゃ・このゆびとまれ
おくびょう 191(244)-*-116(4)-141(4)-136(4)-145(252)
シンプルにジュラルドンの行動回数を稼ぐことで試合を有利に進められるため、「このゆびとまれ」を採用するポケモンの中でも地面タイプを無効にできるトゲキッスは自然と採用されました。「かえんほうしゃ」でジュラルドンが打点を持ちづらい鋼タイプの弱点をつけ、格闘タイプにも強いことからタイプ相性補完としても優秀です。
攻撃性能よりも長く場に残りサポーターとして徹することを優先させHSベースでの配分とし、技もジュラルドンの補完のような扱いで決めました。全体技である「マジカルシャイン」の優先度は高く、ジュラルドンが1撃で相手を仕留められなかったときに重宝します。一番撃たなかった技は「エアスラッシュ」ですが、トゲキッスの単体性能を非常に高めている技なので切ることもできず、この4つに収まっています。
持ち物はジュラルドンが「ダイサンダー」を使えない場合に相手の「ねむりごな」などからジュラルドンを守る「ぼうじんゴーグル」を選択。すなあらしのダメージを受けないことは想定外の恩恵がありました。
基本的にはジュラルドンとセットで選出したいですが後発から繰り出すなど柔軟な選出が求められるポケモンでもあります。「ダイジェット」を使いたい場面もあるので攻撃性能と耐久力のバランスを考えた配分も検討の余地があると感じました。
おくびょう 135-*-106(4)-129(252)-95-184(252)
パーティ全体の速度を上げるために「いたずらごころ」で「おいかぜ」を使えるエルフーンを3匹目に採用。ジュラルドンのダイマックスが切れた後に草タイプのアタッカーとしても重宝するためCSベースで「エナジーボール」を覚えさせています。このことから耐久力が非常に低いため「きあいのタスキ」を持たせて運用します。また、攻撃技に「ムーンフォース」を覚えさせ、ウオノラゴンやローブシンに対する打点としました。「てだすけ」はウオノラゴンでドラパルトを倒したいときなどに重宝し、ジュラルドン及びウオノラゴンの両方を強化する手段として優秀でした。
多くのトレーナーがエルフーンを最上位ランクに据えていることが納得できる便利な性能で、無理なく自然とエルフーンを採用できたことがこのパーティの長所と言っても過言ではないほど、この環境では強力なポケモンだと感じました。
ウオノラゴン@こだわりスカーフ@がんじょうあご
いじっぱり 165-156(252)-121(4)-*-100-127(252)
単体火力の申し分ないウオノラゴンを4匹目に採用し、基本選出を担います。
パーティ全体を高速に寄せたいことと、ジュラルドンが対「トリックルーム」を軸としたパーティに強いため「こだわりスカーフ」を持ったウオノラゴンは相性が良いです。
配分については単体火力を重視したAS配分。性格はAに補正をかけて1発で倒せる範囲を広げました。
攻撃技については様々な選択肢がありますが、草タイプに対する「こおりのキバ」、相手のウオノラゴンを倒すための「ドラゴンダイブ」、トリトドンに打点を持ちつつ追加効果の強力な「サイコファング」としました。
パーティ全体のサポーターとアタッカーの役割がハッキリしており、ウオノラゴンは物理アタッカーとしてなるべく選出して力負けしないように戦うことを心がけたいです。
相手のパーティによっては固定する技にリスクが生じる危険性もありますが、序盤のイニシアチブを取りに行く他、終盤の詰めまで幅広く行えるポケモンであるため、ジュラルドンと同様に柔軟に繰り出して行動回数を増やせるよう立ち回ります。
いじっぱり 205(236)-204(252)-131(4)-*-122(12)-82(4)
ジュラルドンは特防が低く、炎タイプに打点を持ちづらい他、「ひでり」を持つコータスなどをベースとしたパーティに対してはウオノラゴンの「エラがみ」が半減されてしまうなど後手となりやすい点が気になっていたため、晴れ状態を変えつつ炎タイプに耐性のあるバンギラスは自然と補完として採用されました。
ジュラルドンが水タイプ、草タイプ、飛行タイプに耐性を持つため、「あめふらし」「すいすい」をベースとした雨パーティに対して戦いやすいことから、バンギラスで天候を取りつつジュラルドンで有利に戦いやすくするのも重要な役目です。
はじめはAS配分で「りゅうのまい」を採用していましたが、「まもる」が欲しい場面が比較的多かったこと、後述のネンドールによる「トリックルーム」を自発的に使うことが活かされる場面が欲しかったことから、HAベースとしました。
「かみくだく」による「ダイアーク」でサマヨールやドータクンに大ダメージを与えることも重要であるため、Aは最大としています。
遂行技である「いわなだれ」は「このゆびとまれ」を無視して使える需要な攻撃技で、最後の技は「ほのおのパンチ」としてジュラルドンが打点を持ちづらい鋼タイプへの決定打としました。
「りゅうのまい」がないため単体性能は低めで、パワー不足に陥りやすいこのパーティにおける補完としての役目が務められいるか怪しかったので「じゃくてんほけん」を持たせて少しでも決定力を補助できるようにしました。
ダイマックスとの相性もよく種族値が高いおかげで活躍の場面は少なくなく、数値に見合った働きができるポケモンでした。
ネンドール@オボンのみ@ふゆう
だいちのちから・ふういん・トリックルーム・まもる
ずぶとい 167(252)-*-172(252)-*-141(4)-95
最後に採用するポケモンには補完としての役目を求めました。まずドリュウズを筆頭とする地面タイプに対しての耐性が欲しく、無効にできるポケモンが欲しいと考えました。
次に対「トリックルーム」に対して成功を許すとその時点でかなり不利となってしまうため切り返しの手段が欲しいと思いました。そこで「トリックルーム」を「ふういん」してしまえば圧倒的に有利になれるのではないかと考えました。また、仮に「ふういん」ができなかったとしても、立ち回りを工夫すれば2ターン目に「トリックルーム」をこちらが使うことで通常のフィールドに戻すような展開も考えられるので、それも選択肢に組み込みたいと考えた結果、ネンドールがいずれも満たせることから採用に踏み切りました。耐久力がそこそこにあるポケモンなので切り返しの「トリックルーム」を成功させやすく、使われるだけで圧倒的に不利な状態が続くという展開に一矢報いる選択肢が生まれます。また、地面タイプを無効としながら自らも「だいちのちから」で相手のドリュウズの弱点がつけるためバンギラスやジュラルドンとの相性も良いです。格闘耐性があるのも重要なポイント。
自ら「トリックルーム」を使うことも重要な場面があります。パーティ内でS操作手段は基本的にはエルフーンの「おいかぜ」のみであり、「こごえるかぜ」や「ダイジェット」などを重ねられると素の種族値が微妙なジュラルドンやウオノラゴンでは上を取られてしまうこともあるため、場合によっては「トリックルーム」で上を取ることもあります。その際にはバンギラスをうまく使うと相手に負担をかけやすいです。
ジュラルドンやウオノラゴンが単体技を使うポケモンであり、これらは「まもる」で行動を無駄にされるだけで大きくアドバンテージの損となってしまうことから「まもる」を「ふういん」することができれば立ち回りに大きく余裕ができるという点でもこのパーティにマッチしていると考えました。「だいちのちから」を「ふういん」することができればジュラルドンがトリトドンに致命傷を受けづらくなるという点が副産物としてあります。
ドリュウズを相手にしたいためBに補正をかけ最大限まで物理耐久を伸ばしました。持ち物も場に長く居座りたいポケモンであるため「オボンのみ」を持たせて2~3ターン程度場にいることを目指します。
配分や持ち物についてはまだまだ考察しよりマッチしたものがあるかもしれません。
サポーター寄りのポケモンであり、決定力が低いため、ジュラルドンやウオノラゴンの負担がより大きくなってしまい、立ち回りを難しくしていることが欠点として大きなものです。
ネンドールを採用したことでパーティパワーは低くなりがちですが、当初の目論見よりも多くの補完性能を持っており、非常にパーティにマッチしたポケモンとして選択肢となりうる点は優秀でした。
【終わりに】
stoicさんの並びに比べて圧倒的にパワー不足である点は否めません。
しかしこういった並びも選択肢として残すことで何かの参考になれば幸いです。
まだまだ考察途上ですし、より完成度を高めて納得のいく内容まで詰められればと思います。
ちなみにマスターランクでの最高順位は2254位ですがその後対戦をしていないため最終順位は不明です。
記事は以上です。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。