第2回びぶおふ!に主催として参加しました。
結果は予選4勝1敗で決勝トーナメントへ進み、準決勝で敗北した後3位決定戦でも敗北し4位という結果に終わりました。
構築自体は何度も回しているものでありそこそこの感触でしたがやはり至らない点も多々あったため今回の反省を次に活かしたいです。
使用パーティの記事を書きます。
今回はトリックルームを主体に戦うことに決めました。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
ポリゴン2 | 進化の輝石 | トライアタック | 10万ボルト | サイコキネシス | トリックルーム | ダウンロード |
ローブシン | 命の珠 | アームハンマー | マッハパンチ | 冷凍パンチ | 雷パンチ | 力づく |
ブルンゲル | 拘り眼鏡 | 潮吹き | ハイドロポンプ | シャドーボール | 吹雪 | 貯水 |
ウルガモス | ラムの実 | オーバーヒート | 虫のさざめき | 目覚めるパワー氷 | 蝶の舞 | 炎の体 |
ボルトロス(霊獣) | オボンの実 | 10万ボルト | 目覚めるパワー氷 | 気合玉 | 悪巧み | 蓄電 |
ガブリアス | 気合のタスキ | 逆鱗 | 地震 | 大文字 | ステルスロック | 鮫肌 |
<基本コンセプト>
相手を想定しない基本選出が出来て、雨と砂と受けループに不利ではないパーティは無いかと考えた時にローブシンとブルンゲルを使ったトリパが思い浮かびました。
これら2匹のポケモンはトリックルーム下でなくとも信頼出来る耐久数値を持つためトリックルームに縛られず選出出来る使いやすいポケモンであり、トリックルームを絡めることで更に対雨と対砂を有利にこなすことが出来るポケモンです。
トリックルーム始動役はポリゴン2に託すことにしました。ブルンゲルとの相性の良さはさることながら、ドラゴン相手にも怯まず戦える信頼出来る耐久を持つこと、ダウンロードで火力を底上げすることでクレセリアのようにそのまま交代せずとも戦えるという点に着目しました。
残りの3匹は穴埋めをこなしつつ基本選出に無理なく組み込めるポケモンを採用しています。
●ポリゴン2@進化の輝石@ダウンロード
トライアタック・10万ボルト・サイコキネシス・トリックルーム
控えめ 191(244)-*-110-172(252)-117(12)-80
・HC基準
トリックルーム始動役のポリゴン2です。
火力を底上げしダウンロードとすることで自らも決定力を持つアタッカーとして機能することに期待しました。
ダウンロードが発動すればトライアタックの火力は目を見張るものがあり一貫しやすく強力な技ですが、ダウンロードが発動出来ないと相手の処理に時間がかかってしまう点は否めません。
ダウンロードが発動した後のサイコキネシスでローブシンを倒せる確率を上げるためCを底上げし余りはHPに振りました。
トライアタック・トリックルーム・サイコキネシスは決定し、最後の枠をニョロトノの処理を急げる10万ボルトかナットレイを倒せる目覚めるパワー炎かで迷いましたが今回は10万ボルトを採用することにしました。
火力があったおかげで勝った試合が多い反面、ポリゴン2の耐久不足が負けに繋がった試合もあるため配分についてはまだまだ再考の価値があるポケモンです。
ウルガモスの起点となってしまう構成であり、トリックルームを使えるポケモンがポリゴン2しかいないため立ち回りでは必要以上に意識する必要があります。
●ローブシン@命の珠@力づく
アームハンマー・マッハパンチ・冷凍パンチ・雷パンチ
意地っ張り 189(68)-211(252)-115-*-109(188)-65
・A全振り
・命の珠ダメージを最小にするHP10n-1
・余りD
トリックルーム下のメインアタッカーの力づくローブシンです。格闘耐性が甘いパーティは簡単に3タテしてしまえる制圧力を誇ります。
トリックルーム下でなくとも信頼出来る耐久指数を持つため戦いやすいです。
攻撃技は単体性能を高めるためのマッハパンチ、範囲の広い冷凍パンチ、ブルンゲルを倒すための雷パンチまで決定し、最後の格闘技をアームハンマーか馬鹿力かで迷いましたが、今回はステルスロックをパーティに採用しており、ステルスロック+アームハンマーで151-116キングドラが確定となるためアームハンマーの採用としました。
配分はバランス重視でD寄りにしましたが物理技を受けることが多いポケモンであるため思い切ってB方面に伸ばした方が良いと感じることも多々あります。
●ブルンゲル@拘り眼鏡@貯水
潮吹き・ハイドロポンプ・シャドーボール・吹雪
控えめ 191(124)-*-98(64)-150(252)-134(68)-80
・C全振り
・HPを定数意識の16n-1に設定
・C182拘り眼鏡持ちラティオスの流星群耐え
・余りB
こちらもトリックルーム下でのメインアタッカーとなるブルンゲルです。対砂、対雨どちらにも選出出来てトリックルームに依存しない立ち回りが可能な便利なアタッカーです。
特に水の一貫を消せる点が大きく、ポリゴン2や霊獣ボルトロスとの相性は良いです。ローブシンと攻撃面での相性が良く同時に選出することは少なくありません。また、ウルガモスに有利なポケモンであるためこの枠はブルンゲル以外に務まりません。
トリックルーム下で戦うということで思い切ってSは切り物理方面に耐久を伸ばしました。
技はカバルドンを一撃で倒せる潮吹き、タイプ一致メインウェポンのシャドーボール、カイリューを一撃で倒せる吹雪、そして1回舞ったウルガモスでも倒せるハイドロポンプというよく見られる構成としました。
相手を妨害する必要を感じなかったためトリックは採用していません。
●ウルガモス@ラムの実@炎の体
オーバーヒート・虫のさざめき・目覚めるパワー氷・蝶の舞
臆病 161(4)-*-85-187(252)-125-167(252)
・CS基準
ポリゴン2の天敵であるキノガッサの対処をするためにウルガモスを採用しました。パーティに催眠耐性を付与し、ブルンゲルの苦手な草タイプ全般を任せられローブシンの苦手なクレセリアの対処が出来てソーナンスに圧力がかけられるなど、攻撃面の素晴らしい補完をしてくれます。
個人的に一番強いと感じているウルガモスが臆病なので今回も臆病での採用となりましたが、ステルスロックを採用しているためカイリューにも強気で戦えるよう目覚めるパワーは氷としました。ヒードランはローブシン・ブルンゲルで戦えるためウルガモスで突破する必要は無いというのも理由です。
舞わずとも瞬間的な火力が魅力なオーバーヒートを採用していましたがこの炎技枠は自由枠であるため命中重視の火炎放射で良いと感じる場面は少なくありませんでした。
●ボルトロス(霊獣)@オボンの実@蓄電
10万ボルト・目覚めるパワー氷・気合玉・悪巧み
臆病 161(54)-*-90-180(118)-111(84)-168(252)
・最速
・オボンの実込みでラッキーの地球投げ4発耐え
・ボルトロス(化身)の目覚めるパワー氷を最高乱数+上2つ以上の乱数以外耐え
・10万ボルトで202-101ヤドランが7割で一発
対ラッキーグライオンヤドランエアームドナットレイその他色々を見られるオボンの実持ち霊獣ボルトロスを採用しました。
ブルンゲルの弱点である電気技を無効化してくれるため縦の相性が非常に良く、またトリックルームに組み込みやすいポケモンでもありトリックルームと相性が良いポケモンの一匹です。
技4つはどれも無くてはならない技です。配分はSを重視した結果全体的に中途半端な配分となりましたが最低限の役割は果たせる配分としています。
●ガブリアス@気合のタスキ@鮫肌
逆鱗・地震・大文字・ステルスロック
陽気 183-182(252)-115-90-106(4)-169(252)
・AS基準
元々この枠にはラティオスが採用されており、リフレクター・光の壁でポリゴン2やローブシンのサポートをする戦術を組み込んでいました。しかしそうなるとパーティ全体が特殊技に偏りすぎているだけでなく、相手のウルガモスが非常に辛い構成となってしまったため、この枠はウルガモスに強いポケモンでなくてはならないということになりました。
また、ウルガモスを対処するにあたりパーティにステルスロックがあると立ち回りに余裕が出来るため初手で出しやすくウルガモスに隙を与えないポケモンを採用することにしました。
そこで真っ先に思いついたのが気合のタスキ持ちガブリアスです。雨にも砂にも選出出来て、決定力・ストッパーとして数多くの仕事をこなせるポケモンとして大活躍でした。
基本選出としてガブリアス・ポリゴン2・ローブシンorブルンゲル で広い範囲で無理なく戦うことが出来ます。ステルスロックが多くの恩恵をもたらすため多くの勝ち筋を与えてくれます。キノガッサに圧力がかけられるのも大きい。
技は基本コンセプトとなるステルスロック、相手により多くダメージを与えた方がこのパーティでは立ち回りに余裕が出来るため逆鱗と地震の採用、そして最後はハッサムに隙を見せない大文字としました。パルシェンを考慮すると特殊技を一つ持っていた方が安心感があります。
特性は気合のタスキと相性の良い鮫肌、配分は気合のタスキ持ちであるため耐久には割かずAS振りとしました。大文字を採用しているため無邪気での採用も考えられましたがCを底上げするメリットも特に感じなかったため陽気での採用となっています。
このパーティで初手に気合のタスキガブリアスを選出することで、相手にドラゴン技を撃たせることでポリゴン2が安全にトリックルームを使うことが出来るようになっています。そのためパーティに鋼タイプがいないデメリットを上手く補ってくれるポケモンです。
ウルガモスとの相性も良好で、ガブリアスでステルスロックをしてラティオスに流星群を使わせてからウルガモスで舞うという流れも作りやすいです。
また、雨パのストッパーとしても優秀で後発にも置けるポケモンであり、受けループに無理なく選出出来るだけでなくローブシンやブルンゲルの天敵であるシャンデラに強いという様々な恩恵を一匹で与えてくれるポケモンでした。
非常にざっくりとした解説になりましたが、以上です。
あまりバランスのとれているパーティとは言い難いですがこの環境では不自由なく戦いやすいパーティだと使っていて手応えを感じたのでこれを叩き台にして改良を重ねていきたいと思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。