第8世代・オンライン大会「アナザーフォルム2on2」・使用ポケモン

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2020/7/18(土)に開催された、一部のポケモンのみ使用可能であるダブルバトルである、「アナザーフォルム2on2」に参加しました。

詳細は以下のリンクをご覧ください。

https://sursursursursur.hatenablog.com/entry/2020/06/21/170211

面白そうなルールだと思ったので、対戦参加してみました。

結果は予選オリジンブロックを6-1で1位通過、決勝トーナメントを1-1で3位でした。

様々なポケモンを見ることができ、普段とは違った対戦を存分に楽しむことができました。

主催・参加者の皆さま、ありがとうございました。

使用したポケモン等を紹介します。

 

【簡単なルール】

使用可能ポケモンは上記のルール参照。

選出は2匹のみ、持ち物被りあり、過去作限定の技使用可能。

試合ごとの個体等の変更は不可。

 

【コンセプト】

ダブルバトル2on2なので、なるべく素早いポケモン2匹を並べ、片方でダイマックス、もう片方で味方を攻撃し、「じゃくてんほけん」を発動させて戦うのが強力だと考えました。

参加可能なポケモン一覧を見てそれが可能なポケモンを探していると、ライチュウの「ぶんまわす」+「じゃくてんほけんアローラライチュウの組み合わせが使いやすいと感じたのでこの2匹を使うことに決めました。

「ぶんまわす」により相手の「きあいのタスキ」に対して有効であること、アローラライチュウが「サーフテール」により自らの「ダイサンダー」で盤面を制圧しながら戦えること、ライチュウのサポート性能が高いことから軸として戦うに相応しいスペックであると判断しました。

しかし、同様のことを考えられ、ミラーが発生することも懸念しなければなりません。良い方法がないか模索していたところ、「あなをほる」を覚え、「じゃくてんほけん」が発動した後の「ダイアース(あなをほる)」+ライチュウの「ぶんまわす」でダイマックスした耐久力無振りのアローラライチュウが確定で倒せることを見つけ、これをミラーへの回答としたうえでパーティのスタート地点としました。

 

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アローラライチュウじゃくてんほけん@サーフテール
かみなり・なみのり・あなをほる・どくどく
おくびょう 137(12)-94-70-147(252)-105-177(244)

 

パーティの主軸。高い素早さと攻撃範囲、「ダイサンダー」による自らのS補正もかけられるなど、優秀なポケモンだと感じたため採用を決めました。

Aは性格下降補正かつ個体値31です。またSは最速ライチュウ-1です。

性格「ひかえめ」の方が火力は出ますが、ミラー等も考慮し素早さを可能な限り落とすことはしませんでした。

・H272-B70アローラライチュウに対して「ダイアース(あなをほる)」で262~310ダメージ、ライチュウの「ぶんまわす」と併せて確定

・H364-B90のストリンダーに対して「ダイアース(あなをほる)」で408~484ダメージ。

ライチュウミラー、ストリンダーに対しては「あなをほる」があれば戦えると判断。

「ダイアース」は「どろかけ」でも使えますが、威力が全く足りなかったので「あなをほる」を優先させました。

次に数が多そうなニョロトノニョロボンの組み合わせに対してですが、まず1ターン目にライチュウニョロボンの上を取られてしまいます。ここで雨状態での「ダイストリーム(アクアブレイク)」を受けると、「いのちのたま」まで考慮するとダイマックスしたアローラライチュウでは耐えることができません。そこでニョロボンの上を取るために、1ターン目はアローラライチュウで「ダイウォール」を選択、隣のライチュウで「エレキネット」を選択。この次点で最速ニョロボンライチュウが同速なので、同速に勝つ前提でニョロボンを倒します。1ターン目にライチュウが倒れてしまうと敗北が濃厚となりますが、ニョロトノの「こだわりスカーフ」を考慮すると最もこれが良い手段ではないかと考えました。この立ち回りだとニョロトノが「こごえるかぜ」を持っている場合に勝つことができません。

「おいかぜ」「にほんばれ」「いとをはく」など優秀なS操作及び妨害手段を持っていれば採用したかったのですが、相手全体のSを下げる手段に乏しいので、味方のS関係を変えない「エレキネット」が適していると判断しました。

アローラライチュウが「あなをほる」を使うので物理型(「ボルテッカー」など)の採用としたかったところですが、ニョロボンのBがDより高いため「エレキネット」×2+「ダイサンダー(ボルテッカー)」で倒せないことから高いCからの「ダイサンダー(かみなり)」が必要と考え、採用としました。

最後の技は特殊技を覚えさせることで本来不利な相手にも逆転が狙えるような技を探したところ、ヒートロトム、ガラガラ、デスバーンなどに有効な「なみのり」が良いと感じて採用することとしました。ダイマックスしたガラガラやデスバーンにはダメージが足りず、トリトドンに対して勝てなくなるなど課題もある技ですが、他の候補よりは使用機会が多いと判断しての採用としました。

「ダイウォール」を使うために変化技を採用しなければなりませんが、基本的にどの技もあまり使う機会があると思えず、無難に「まもる」にしようと考えましたが、ヌケニンが参加できることを思い出したのでヌケニンに刺さる可能性がある「どくどく」を採用して技4つを揃えました。

配分はミラーを意識して最速としたいところですが、ライチュウより後に行動しなければならないためS177としています。S補正のある「すいすい」状態で「エレキネット」を1回受けたニョロボンより1低いのが惜しいところですが、味方のライチュウが同速なので確率やあらゆる手段を駆使してニョロボンを倒すことを心がけます。

 

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ライチュウきあいのタスキせいでんき
ライジングボルト・エレキネット・ぶんまわす・フェイント
おくびょう 135-85-75-142(252)-101(4)-178(252)

 

「ぶんまわす」が採用理由であるライチュウ。味方へのダメージを少しでも抑えるため、Aは最低値です。

基本的にはアローラライチュウダイマックスさせながらライチュウで「ぶんまわす」、アローラライチュウダイマックス技で相手を1体ずつ倒します。

「エレキネット」はニョロボンニョロトノに抗う他、「こだわりスカーフ」を警戒したいヒヒダルマや初速でライチュウが上を取られてしまうペルシアンなどに対して使うなど汎用性の高さが魅力でした。

また、サポート用の技として「フェイント」を選択。アローラライチュウが単体攻撃技をメインとするので相性が良いと判断した他、アローラライチュウダイマックス状態が切れてしまうとメイン攻撃技が「かみなり」「なみのり」「あなをほる」となり安定しません。そこでダイマックス状態を「まもる」で凌がれることを防げる「フェイント」は相性が良いと判断しました。先制技であるというのも利点で、攻撃力こそ低いものの「きあいのタスキ」などを持つポケモンに対して1ダメージ与えられる手段は貴重だと考えました。

最後の技はメインウェポンとして「ライジングボルト」を選択。「エレキフィールド」さえあればダイマックスした耐久力無振りニョロボンに最低266ダメージとアローラライチュウの「ダイサンダー(かみなり)」よりも高い威力を持ち、「エレキネット」の最低62ダメージを組み合わせればニョロボンを倒せてしまうこともあります。これでアローラライチュウが集中で倒されてしまった場合でも勝利が見込める場合があると判断し、採用しました。H振りのみのガラルマタドガス程度であれば7割近くの確率で1発です。「ぶんまわす」はヌケニンへの貴重なダメージソースでもあります。

これらのことから配分は最速CS特化、持ち物は「きあいのタスキ」として1ターンの行動保証からの展開を目指します。

特性を「ひらいしん」にしてしまうと味方の「ダイサンダー(かみなり)」を無効にしてしまうため、特性は自動的に「せいでんき」となりました。

 

トリトドンにはまず勝てず、初速が厳しいルガルガンや「エレキネット」が効かないダグトリオなどには勝てませんが、トップメタらしく幅広く戦えると判断し、この構成として立ち回りを決めていきました。

 

【ネタ】

大会の結果もそうですが、「ベストエモペア賞」という賞が設けられていることも知りました。「見た目や愛情といったエモさ重視の特別賞」ということなので、主催の独断なので選定基準は不明ですが、何か一助になればいいかなと感じて見た目の美しさ・愛情の注ぎ具合にも力を入れました。

主軸のアローラライチュウはこのルールで遊ぶためにむーさんのロムから外国語かつ色違いでプレシャスボール入りでの参戦。

また、サポーターのライチュウも色違いで使いたいと考えましたが、プレシャスボール入り「せいでんき」の色違いピカチュウを用意できなかったので、スピードボール入りで妥協することにし、8世代で孵化を開始。アローラライチュウがデフォルトNNなのでライチュウもデフォルトNNとして見た目を統一するために外国語での孵化。また、このルールはイエッサンやブルンゲルなど、♂と♀で性能が違う組み合わせという並びが多く考えられることから、ライチュウも同様に性別の並びを統一するのは望ましくないと考えました。性別を統一することで「メロメロ」の一貫が取れてしまうことも防げます。アローラライチュウが♀なので、ライチュウは♂で使うこととしました。そして71BOX孵化した末ようやく♂色違いと巡り合うことができました。

アローラライチュウはプレシャスボール入りで「プレミアリボン」がついているので「きねんびをすごしたRaichu」と表示されます。通常のライチュウも二つ名をつけて統一感を出します。孵化産なのでつけられるものには限りがありますが、最も格式の高い(?)マスターランクリボン をつけて「ランクマスターRaichu」としました。

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選出時の並びはこのような形になります。

 

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未育成のピチューにマスターランクリボンをつけた時の画像。実質5匹で頑張ってもらいました。ラプラスとポリゴン2、お疲れ様・・・。

愛情を込めるためなつき度を最大まで上げ、キャンプにも参加させてなかよし度もマックス。当然ダイマックスアメを最大まで上げてレベルは100、王冠を使用し、技のPPは全て最大。ポケルスもつけました。

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なかよし度を上げるためにキャンプで戯れました。天候雨だと電気タイプは仲良くなりやすいみたいですね。

 

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無事なかよし度マックス。アローラライチュウにはニョロボンやガラガラに高乱数を引いてくれるように、ライチュウには「エレキネット」を当ててくれるようにおまじない。

結果、ベストエモペア賞をトップタイで受賞することができました!

 

【その他】

ライチュウの「フェイント」よりも採用したい技がありました。「このゆびとまれ」です。これによりライチュウのサポート性能は飛躍的に上昇します。しかしご承知のとおり、「このゆびとまれ」を覚えたピカチュウ系の入手はとても困難であり、様々なツテを当たりましたが入手は叶いませんでした。

ここではリストアップしませんが、スピードボール入りであることで様々な技の可能性が潰えます。しかしプレシャスボール入りのピカチュウは貴重であるため用意が間に合わず、妥協することとしました。

 

試合結果を以下に残しておきます。

 

・予選1試合目

 不戦勝

 

・予選2試合目 ×

 ライチュウアローラライチュウ

相手のライチュウダイマックス。択とこちらの殴る方向が噛み合わず負け。

 

・予選3試合目 ○

ヒヒダルマ・ガラルヒヒダルマ

「じならし」をされるがこちらも「エレキネット」により無事アローラライチュウが相手の先手を取り続けたので勝ち。

 

・予選4試合目 ○

ニョロボンニョロトノ

相手のニョロトノダイマックス、「ダイジェット」から展開される。しかしそれなら「エレキネット」により相手のニョロトノの上を取られることは無いのでアローラライチュウで2体倒して勝ち。

 

・予選5試合目 ○

ハイストリンダー・ローストリンダー

「ぶんまわす」から「ダイアース」で1体ずつ倒して勝ち。

 

・予選6試合目 ○

ガラガラ・アローラガラガラ

「ぶんまわす」と「ダイストリーム」でアローラガラガラを倒し、相手のガラガラがライチュウ方向に「ダイアース」を撃っており、更に次の「ダイストリーム」でガラガラを倒せたので勝ち。

 

・予選7試合目 ○

サンドパンアローラサンドパン

相手のサンドパンダイマックスするが、「ぶんまわす」と「ダイストリーム」で倒せたのでそのまま勝ち。

 

・決勝1試合目 ×

サンダース・エーフィ

サンダースの「ダイアース」とエーフィの「シャドーボール」をアローラライチュウが集中で受け、味方の「ぶんまわす」を耐えなかったので負け。

 

・予選2試合目(再戦) ○

ヒヒダルマ・ガラルヒヒダルマ

再戦で両方「こだわりスカーフ」でないことが分かっていたので、「ぶんまわす」+「ダイサンダー」で1体ずつ倒して勝ち。

 

 

 

 記事は以上です。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。