2020/5/16(土)~5/24(日)の間開催された、harugamiさんが主催する、「ユキハミ1on1」に参加しました。
簡単なルールは以下のとおりです。
・使用可能なポケモンはユキハミ(ガラル図鑑No.349)のみ。
・対戦時に使用するチームに登録できるポケモンは1匹。
・対戦時に選出できるポケモンは1匹。
・使用ルールはシングルバトル(ノーマルルール)。
・ダイマックスは使用禁止。
・持ち物については、「しんかのきせき」を禁止。
・対戦ごとの個体変更は可能。
・勝敗を競うことは勿論、考察の過程を楽しむことも重要な目的。
戦績は予選Bブロックを5-2で2位通過、決勝リーグを2-5で8位(推測)という結果でした。
ルールに「考察の過程を楽しむことも重要」とありますので、以下に考察の過程と結果、そして対戦結果等を記します。
【重視したこと】
ユキハミが使える技は以下のとおりです。
こなゆき
むしのていこう
ねむる
いびき
まもる
こごえるかぜ
メロメロ
からげんき
つららばり
りんしょう
みがわり
こらえる
ねごと
むしのさざめき
ミラーコート
むしくい
ようせいのかぜ
以上の17つです。
自分がこのリストを見た時に一番強いと感じた技は「メロメロ」でした。
使っても強いですし使われても強い。また、最速で「メロメロ」を使われるだけで一方的に不利となりやすいと感じました。そのため、ユキハミの型を決めるにあたり最速だけは絶対に切らない、という制約を設けてユキハミの型を決定させました。
次に、ユキハミは「ミラーコート」があるため、なるべく特殊技で勝負をつけることは避けようと考えました。そのため物理型メインで使うことも決定しました。
【型の決定】
ユキハミの物理技で強力なのは「からげんき」と「むしくい」です。それぞれにメリット・デメリットがあります。「からげんき」はユキハミの最大物理打点ですが、持ち物が「かえんだま」に制限されてします(総合ダメージを考えると「どくどくだま」ではなく「かえんだま」に軍配が上がると判断しました)。一方「むしくい」は威力がやや不足しているため、火力増強手段がほぼ必須である点がネックです。
以上から最速であることと物理型で攻めるということを念頭においた結果「からげんき」よりも「こだわりハチマキ」を持たせて「むしくい」を使う方が良いと判断しました。「とつげきチョッキ」などで特殊方面に耐久を寄せているユキハミが多いと判断した結果でもあります。
なお、特性については「こだわりメガネ」を持つユキハミの「むしのさざめき」を耐えるため、最速を維持するには「こおりのりんぷん」ではなくてはなりません。型によっては「むしのていこう」や「こごえるかぜ」に強くなれる「りんぷん」も考えられます。
【考えられる型とそれについての言及】
・「かえんだま」で「からげんき」を使うユキハミ。
→単純な殴り合いなので確率勝負です。「からげんき」の場合は耐久に数値を割かれているユキハミは少ないと考えました。
・耐久力をベースにして「ねむる」「いびき」「ねごと」を使うユキハミ。
→「メロメロ」が刺さった場合にかなりジリ貧となってしまうことから、「メロメロ」が強いと感じていた自分にとってこの選択は外しました。
・耐久力に数値を割きつつ火力を上げて相手を2発で倒すことを狙うユキハミ。
→火力に割かなければ物理型で使うのは難しいですが、特殊型で使うと「ミラーコート」のリスクが生じるため、自分にとっては避けたい選択でした。
・「まもる」「みがわり」を駆使して「ミラーコート」を使うリスクを軽減しつつ攻めるユキハミ
→戦っていくうちにこちらの方が刺さりそうだと感じたらこの型も良いかなと思いました。
【実際に使用したユキハミ】
上記考察の結果、予選Bブロックの全7戦では以下のユキハミを使用しました。
ユキハミ@こだわりハチマキ@こおりのりんぷん
ようき 105-77(252)-55-*-51(4)-79(252)
むしくい
以下、簡易な対戦ログです。
・1戦目 ○
先制で「むしくい」、半分以上のダメージ、相手「むしのさざめき」で7割近くのダメージ。次のターン先制「むしくい」で勝ち。
・2戦目 ○
先制で「むしくい」、半分以上のダメージ、相手「むしくい」が急所に当たって残り体力6で耐える。次のターン先制「むしくい」で勝ち。
・3戦目 ×
先制で「むしくい」、4割り程度のダメージ、相手「むしくい」で6割近くのダメージ。次のターン、こちらの「むしくい」を耐えられ、相手の「むしくい」で負け。
・4戦目 ○
1ターン目相手は「まもる」。次のターン「むしくい」で3割近くのダメージ、「アッキのみ」を奪って食べる。相手が使った技は「むしくい」。次のターンに「むしくい」を使うと相手は「ねむる」。そのままこちらは「むしくい」を使い続けるが、相手は「ねごと」を持っていた。しかしダメージレース有利だったため勝ち。
・5戦目 ○
先制で「むしくい」、6割近くのダメージ。相手は「メロメロ」。次のターン先制で「むしくい」を使うがメロメロで動けず。相手は「ねむる」。次のターン相手が先制で「ねごと」で「つららばり」、5発当たり6割近く削れたがこちら動いて「むしくい」を当てる。次のターン先制し動いたため「むしくい」で勝ち。
・6戦目 ×
1ターン目相手は「まもる」。次のターン先制で「むしくい」、4割り程度のダメージ、相手「むしのさざめき」で6割近くのダメージ。次のターン、こちらの「むしくい」を耐えられ、相手の「むしのさざめき」で負け。
・7戦目 ○
1ターン目相手が先制で「むしのさざめき」、7割近く削れる。こちら「むしくい」、半分以上のダメージ、次のターンこちらが先制して「むしくい」で勝ち。
予選を振り返ると物理耐久がしっかりしているユキハミに負けるなど完全にメタを読み外しており、更に同速にも勝っていて運が良かったという感想でした。
また、物理型へのマークが厳しいと感じたことから、「まもる」「みがわり」を駆使して「ミラーコート」のリスクを軽減しつつ特殊技で攻める動きの方が強力だと感じ、もう1つの候補であった型を使うことにしました。
ユキハミ@のどスプレー@こおりのりんぷん
おくびょう 105-*-55-97(252)-51(4)-79(252)
むしのさざめき・ミラーコート・メロメロ・みがわり
1ターン目に「まもる」を使われた場合は「ミラーコート」警戒で「みがわり」を使用。これが決まれば「ミラーコート」をリスクを恐れずに「むしのさざめき」で詰められます。この3つだけで完結しているので最後はどうしても不利となった場合の切り札である「メロメロ」で確率勝負をすることにしました。
当初の考えどおり、最速は切らず、相手を2発で倒すために火力アップアイテムを持たせることにした結果、最初は「ぎんのこな」としましたが、途中からより威力の高い「のどスプレー」に変更しました。
なお、ユキハミは一般的には「かわいいポケモン」と認知されていると考え、♀で使うトレーナーが多いと判断し、「メロメロ」を使うには♂の方が成功しやすいと考えて性別は♂で使いました。
・1戦目 ○
1ターン目相手は「まもる」。こちらは「むしのさざめき」。次のターン「みがわり」をして相手は「ミラーコート」。次のターンこちらは「むしのさざめき」、半分以上削れる。相手に「むしのさざめき」をされるが耐える。次のターン先制で「むしのさざめき」で勝ち。
・2戦目 ×
こちら先制で「むしのさざめき」、3割程度のタメージ。相手は「むしのていこう」次のターンこちら「みがわり」相手は「むしのていこう」、「みがわり」は残ったまま。次のターンこちらは「むしのさざめき」、相手残り半分近く。相手は「ねむる」。その後こちらの「むしのさざめき」、相手「ねごと」で「ねむる」、次のターンこちら「むしのさざめき」、相手「ねごと」で「むしのさざめき」、こちら「むしのさざめき」相手「むしのさざめき」で負け。
・3戦目 ×
1ターン目相手は「まもる」。こちらは「むしのさざめき」。次のターン「みがわり」をして相手は「ミラーコート」。次のターンこちらは「むしのさざめき」、半分以上削れる。相手に「むしのさざめき」をされ、ユキハミが倒れて負け。「いのちのたま」が発動。C最大の場合乱数だった模様。
・4戦目 ×
先制で「むしのさざめき」。相手「むしのさざめき」、「のどスプレー」が発動。次のターン相手「こごえるかぜ」、こちら「ミラーコート」。次のターン相手「むしのさざめき」で負け。
・5戦目 ○
1ターン目こちら「むしのさざめき」、相手は「みがわり」。次のターンこちら「むしのさざめき」で勝ち。
・6戦目 ×
こちら先制で「むしのさざめき」、相手は「むしのていこう」。次のターンこちら「みがわり」、相手は「むしのていこう」、「みがわり」は残ったまま。次のターンこちらは「むしのさざめき」、相手残り半分近く。相手は「ねむる」。その後こちらの「むしのさざめき」、相手「ねごと」で「むしのていこう」、次のターンこちら「むしのさざめき」、相手「ねごと」で「むしのさざめき」、こちら「むしのさざめき」相手「むしのさざめき」で負け。
・7戦目 ×
1ターン目相手は「まもる」。こちらは「むしのさざめき」。次のターン「みがわり」、相手は「むしのさざめき」。次のターンこちらは「メロメロ」、相手は動いて「むしのさざめき」で負け。
※決勝リーグからは記録及び記憶が曖昧で一部ログに間違いがあるかもしれません。訂正があれば教えていただけると幸いです。。
決勝リーグの結果は2-5で惨敗。メタは完全に読み外しており、特殊ユキハミに対するマークの厳しさを感じました。CSに振り切るのではなく、耐久調整していれば勝っている試合もあったため後悔が残るところです。
反省点としては必要以上に「メロメロ」を警戒しすぎたこと。これで最速にこだわりすぎた結果数値の勝負で負けてしまう場面が多かったためここは運で乗り切る覚悟で望むべきでした(ちなみにあえて選択した性別の♂でしたが、決勝リーグの対戦相手の殆どは♂でした)。
最低限の結果は残せたもののまだまだ他の人に比べて考察不足であったことは否めないですが、絶妙なバランスで行われたこのルールを考察も含めて十分に楽しむことができました。
主催、運営、そして参加者の皆さまに感謝します。
記事は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!