第9世代・シングル66・テラ湧泉杯使用パーティ

わいたろうさん主催の66大会である「テラ湧泉杯(ゆうせんはい)」に参加しました。

レギュレーションはランクバトル レギュレーションF準拠のシングル66バトルです。

対戦戦績は予選Bブロックを2-1で2位通過、決勝トーナメントを1-1で準優勝でした。

かなり細かく調整したものではありませんが、考えの軸は通用したので良かったです。

勝戦はかなり危ないプレイングをした結果きちんとした相手の立ち回りに咎められて惨敗したのでそもそもプレイヤースキルの問題かもしれません。

しかし対戦自体は非常にモチベ高く参加できましたしまた66やりたい!と思える程度には楽しかったです。

主催並びに参加者の皆さま、ありがとうございました!

 

 

 

【構築の経緯・基本コンセプト】

  

66で最重要技だと考えている「ステルスロック」と相手を選ばない削り技である「カタストロフィ」が使え申し分ない性能を持つディンルーが環境の中心にいると考え、自分もディンルーを使いつつ、対策が必要だと考えました。

また、攻めを考える時のスタート地点はウーラオス(れんげき)としました。ディンルーへ高い打点を持つ他、ガチグマ(アカツキ)やパオジアンにそこそこ有利であるなど強いだろうと思ったポケモンに軒並み強いことから想定的評価が高いためです。「ステルスロック」を使うポケモンに「すいりゅうれんだ」が刺さる場面が多く想定されることも追い風であると感じています。

ウーラオスがA方面での崩しを担う一方、次に採用するポケモンはC方面での崩しを担当させるとともに、「みらいよち」があるとよりウーラオスを崩し手段として扱えるのではないかと考えました。そんな中でも相手のウーラオスより素早い(ウーラオスと対面した時交代を促せる)、「どくびし」を回収できる、「とんぼがえり」による対面操作が強力なマシマシラを3匹目に採用しました。マシマシラはディンルーを強く呼ぶと考え、ディンルーが後出しされるタイミングで「みらいよち」をしてそのまま「とんぼがえり」、ウーラオスを着地させて有利対面で「インファイト」と「みらいよち」を重ねるようにして崩しを狙います。

崩しが中速気味なので対面操作が必要だと考え、4匹目はディンルーと相性の良いアーマーガアを採用。特にキラフロルの「キラースピン」が強いルールだと感じたので鋼タイプが必要であることと、できれば攻撃面での補完を重要にしたく、ディンルーとアーマーガアで最低限の受けをこなしたいことで対キラフロルの理由そのままにHDベースとしました。それに伴いディンルーもHBベースとしています。

対面操作して崩した後、突破口から太い勝ち筋となりやすい高速アタッカーをC方面とAの方面でそれぞれ探すことにし、受け役割を最低限にしたいと思ったことからタイプ面での補完ができると感じたハバタクカミとパオジアンをそれぞれC方面、A方面のエースとしてパーティを完成させました。

ハバタクカミの採用理由はタイプ相性から多くの相手へ受け出せること、パオジアンの採用理由は本当にふわっとしているのですが、パーティが攻め寄りのメンバーなので威力の高い「ふいうち」が使えることで相手のペースにされたときのストッパーとしての活躍が期待できることとウーラオス(れんげき)やドヒドイデなどを「サイコファング」で不意に倒すことができれば有利に戦えると思ったためです。それぞれのポケモンに積み技を覚えさせることでわかりやすい勝ち筋を追うこととします。

※配分等は実際に対戦で使ったものと異なる場合がありますが基本は同じです。

 

■ディンルー@たべのこし@わざわいのうつわ@どくテラスタル
じしん・カタストロフィ・ふきとばし・ステルスロック
わんぱく 261(244)-131(4)-194(252)-*-101(4)-66(4)

・アタッカーでの勝ち筋が決まった後やることはわかりやすいので短期決戦を目指すべく長期戦向きな「まきびし」は不採用にし汎用性を重視した型

 

■ウーラオス(れんげき)@パンチグローブ@ふかしのこぶし@みずテラスタル
すいりゅうれんだ・インファイト・かみなりパンチ・つるぎのまい
いじっぱり 175-200(252)-121(4)-*-80-149(252)

・かみなりパンチ→アクアジェットに変更した試合あり
・高耐久の水タイプを崩す手段はパーティ内に豊富なのでかみなりパンチよりれいとうパンチやちょうはつの採用は大いにあり

 

■マシマシラ@とつげきチョッキ@どくのくさり@ノーマルテラスタル
みらいよち・ヘドロウェーブサイコキネシス・とんぼがえり
ひかえめ 163-*-86-200(252)-111(4)-158(252)

・マシマシラの「とんぼがえり」は「どくのくさり」とのシナジーがありウーラオスと併せて崩しを担える。ウーラオスより素早い、「どくびし」を回収できるなど見た目以上に役割が多く縦横無尽に活躍した。

・ディンルーに刺せる「くさむすび」を最初「サイコキネシス」の代わりに採用していたが対面でエスパー技が遂行できず負けた試合があったこと、ディンルーを崩す手段はパーティ内にもかなり豊富であることに気づいたため途中で変更。

・ハバタクカミのフェアリー技に後出しした後ゴースト技に刺せるノーマルテラスタル。地面2倍さえ消せれば何でもよくいいものが思いつかなかった()

・持ち物も特に明確な役割は思いつかず、上記の役割が遂行できればいい程度に考え「とつげきチョッキ」。使用感は悪くなかった。

 

■アーマーガア@ゴツゴツメット@ミラーアーマー@みずテラスタル
アイアンヘッド・とんぼがえり・ちょうはつ・はねやすめ
なまいき 205(252)-107-126(4)-*-150(252)-64
※最遅

・自分では使っていないがキラフロルと「キラースピン」をかなり評価しているため無効にできるはがねタイプは必須であると考え、キラフロルに強い型で採用。

 

■ハバタクカミ@ブーストエナジー@こだいかっせい@フェアリーテラスタル
ムーンフォースシャドーボール・マジカルフレイム・めいそう
おくびょう 131(4)-*-75-187(252)-155-205(252)

・アタッカー兼ストッパー。序盤の崩しも終盤のスイーパーも担える相手を選ばないハイスペックなポケモン

・マジカルフレイムは積み技を持つポケモンにリレーできることも期待しての採用。

・採用理由なんてなくてもスペックが構築を形成することを体現しているポケモンだった。準決勝で5タテする活躍っぷり。

 

■パオジアン@いのちのたま@わざわいのつるぎ@あくテラスタル
つららおとし・ふいうち・サイコファングつるぎのまい
いじっぱり 155-189(252)-101(4)-*-85-187(252)
・「いのちのたま」「つるぎのまい」「あくテラスタル」のパオジアンを仮想敵にし対策を考えた際あまりに強力で頭を抱えたため自分で使うことにした。

・「つららおとし」は足りないPSの穴埋め。「サイコファング」も不意の勝利を拾うものなので採用理由は明確でない。

・対面操作を基本戦術にする=テラスタルを序盤であまり切らなくて良い=パオジアンにあくテラスタルを残しながら戦うことができる、というのは66で強い戦術だと再認識。ほとんどの試合でテラスタルを切ったのは最終盤であったし、ほとんど使わない試合もあった。

 

 

上記の内容だけ見るとハバタクカミとパオジアンの採用はやはりコンセプトに合っているかは微妙かもしれませんがそれを差し引いても非常に強力で勝利に貢献してくれたのでこれらから構築を始めるのもいいかもしれません。

大きな反省点も見つからず全てのポケモンが大いに活躍しました。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました!