あんぐら参加してきました。
優勝するために、何度も何度も調整して練ったパーティを晒します。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
カイリュー | 食べ残し | ドラゴンクロー | 炎のパンチ | 神速 | 羽休め | マルチスケイル |
ウルガモス | ラムの実 | 大文字 | 虫のさざめき | 目覚めるパワー氷 | 蝶の舞 | 炎の体 |
ロトム(ウォッシュフォルム) | カゴの実 | ハイドロポンプ | ボルトチェンジ | 電磁波 | 眠る | 浮遊 |
ローブシン | 火炎玉 | ドレインパンチ | ストーンエッジ | しっぺ返し | マッハパンチ | 根性 |
メタグロス | オッカの実 | アームハンマー | 冷凍パンチ | バレットパンチ | 大爆発 | クリアボディ |
ユキノオー | 気合の襷 | 吹雪 | ギガドレイン | 氷の礫 | 宿り木の種 | 雪降らし |
●カイリュー@食べ残し@マルチスケイル
ドラゴンクロー・炎のパンチ・神速・羽休め
意地っ張り 197(244)-192(164)-116(4)-澪-132(92)-101(4)
※被ダメージは全てマルチスケイル発動下での計算
・C182ラティオスの眼鏡流星耐え
・C158ユキノオーの吹雪耐え
・残飯込みでC145サンダーの目覚めるパワー氷をマルチスケイル非発動状態と合わせて最高乱数×2以外耐え
・A182ガブリアスの鉢巻逆鱗耐え
・H201-B116ガブリアスがドラゴンクロー+神速で確定落ち
・余り8をB、Sへ
まずはカイリューを使ってみたいと思いました。耐久にたくさん振って、極力一撃で倒されることが無いようにします。
眼鏡ラティオスの流星群だろうと、鉢巻(陽気)ガブリアスの逆鱗だろうと耐えるので、相手にドラゴンが見えても積極的に選出することが出来ます。その上で、ドラゴンに対するタイマンで勝てるように最低限の火力は確保しているので、汎用性を保ちつつ、安心して初手で投げることが出来るのではないかと考えました。特に理由がなければ、初手から積極的にカイリューを選出して戦うように出来れば理想です。
配分は上記の通り、眼鏡ラティオスの流星群と陽気鉢巻ガブリアスの逆鱗耐えにし、ガブリアスをドラゴンクロー+神速で倒せるようにしました。
技ですが、ドラゴンクローと神速は確定し、後述のロトムと合わせて使う羽休めが決定。羽休めがあると相手の鋼ポケモンに対しより強気で出ることが出来ます。後一つは炎のパンチや龍の舞や電磁波など様々な選択肢があり悩みました。パーティを極力砂パに強くするには地震なのですが、この枠は炎のパンチにしました。基本的に相手がドリュウズ軸だとカイリューの選出を控えることにし、より汎用性のある(相手のユキノオーにタイマンで勝つことが出来る)炎のパンチを入れました。メタグロスも殴れますし、相方のウルガモスの負担も減るし良い技だと思っています。何よりハッサムを殴れるのが一番大きいです。パーティの炎技がウルガモス一匹だけになってしまっていますし、雨パーティ相手だとカイリューを積極的に選出したいので、相手のナットレイなどに打点があるのは悪くないと思い、今回は炎のパンチを採用しました。この枠はパーティ構成を大きく変えるものだと思っているので、カイリューを使う上で非常に重要な技選択かなと思っています。
残りのポケモンは、全てカイリューとの相性を考えて決定しています。
●ウルガモス@ラムの実
大文字・虫のさざめき・目覚めるパワー氷・蝶の舞
控えめ 173(100)-澪-85-204(244)-125-141(164)
・A182ガブリアスの逆鱗耐え
・意地っ張りドリュウズ(S140)抜き
・余りC
カイリューが厳しいポケモンはいくつも挙げられますが、炎のパンチがあるとはいえ、ユキノオーはカイリューにとって面倒な相手です。そこでまずはユキノオー(+鋼)に対して強力な圧力をかけることが出来る、ウルガモスを採用することにしました。カイリューを選出しなくても、自身でエースとなることが出来るので戦術の幅が広がります。
配分は耐久を意識した配分としました。相手のカイリューに圧力をかけるために目覚めるパワー氷を搭載し、交代で出てきた虫のさざめき+目覚めるパワー氷でカイリューが落ちるようにCに振りました。
攻撃技はここまでCを振ると大文字で様々なラインのポケモンを落とすことが出来るので、大文字を採用しました。そしてパーティ全体のキノガッサ耐性を上げるためにラムの実を持たせて汎用性を上げる型を採用することに。素早さは大幅に落としています。相手のウルガモスと1-1になると非常に不利な展開となってしまうのは覚悟しなければなりません。
●ロトム(ウォッシュフォルム)@カゴの実
ハイドロポンプ・ボルトチェンジ・電磁波・眠る
穏やか 157(252)-澪-140(100)-125-161(156)-106
・剣の舞1回積んだA205ドリュウズの命の玉岩雪崩+ステルスロックのダメージ+砂ダメージ1回耐え
・A182拘り鉢巻きガブリアスの逆鱗耐え
・A189命の珠バシャーモの飛び膝蹴り耐え
・C182拘り眼鏡ラティオスの流星耐え
・C161命の珠キングドラの竜の波動を247/256(96.5%)で2発耐え
カイリューの持ち物がラムの実ではないので、カバルドンの欠伸が非常に面倒になります。また、純粋に天候パ相手が辛く、HPが満タンで無い限りはキングドラに突破されたり、ドリュウズ相手に苦戦を強いられたりすることが予想されるので、天候対策としてカゴの実を持った水ロトムを採用することになりました。
採用理由はこれだけではなく、電磁波を撒くのも採用理由の一つです。電磁波を撃って麻痺させた後、先制のボルトチェンジでカイリューを出し、マルチスケイルを持ったまま攻撃を受け、相手が痺れて動けなくなるまで羽休めを連打して無傷で相手を倒すといったことも可能です。これが出来る電気ポケモンとして、水ロトムはカイリューと非常に相性が良いといえるのではないでしょうか。
あくまでサポート役としてカイリューを引き立たせる役なので火力は求めず、最低限仕事が出来るように耐久に厚めの調整を施し、カゴの実や電磁波とシナジーするような型を採用しました。
●ローブシン@火炎玉@根性
ドレインパンチ・ストーンエッジ・しっぺ返し・マッハパンチ
意地っ張り 183(20)-210(244)-142(212)-澪-86(4)-69(28)
※以下は全て根性発動状態での計算
・マッハパンチでH185-B81のドリュウズを12/16(75%)で1発
・マッハパンチでH207-B137バンギラスを1発
・しっぺ返し(威力100)根性状態反撃補正ありでH207B123ブルンゲルを9/16(56.3%)で1発
・火傷ダメージ+A182拘り鉢巻ガブリアスの逆鱗耐え
・火傷ダメージ+A189バシャーモの命の珠飛び膝蹴り耐え
・S4振りカバルドン(S68)抜き
水ロトム1匹だけで砂パ相手を任せるのは非常に危険です。カバルドンには強いのですがバンギラスにはお世辞にも完全に強いとは言い切ることは出来ないと思います。そこで、バンギラスに対して非常に強気に出ることが出来るローブシンを採用することにしました。ユキノオーにも大きな打点が入れられるのも評価ポイントです。
火力を求め持ち物を火炎玉にすることでバンギラス+ドリュウズの組み合わせを一網打尽にすることが出来、火力重視なのでロトムの電磁波とも相性が良いです。しっぺ返しとはシナジーしませんが、そこまで撃つ相手が多いわけでもないので問題無いと思われます。強力なマッハパンチ+カイリューの神速で耐久力が無いポケモンを次々に縛ることが出来るのは非常に様々なポケモンに対して刺さります。メタグロスのバレットパンチも入っているので、相手の潰しに特化したポケモン(バシャーモやパルシェンなど)に対する保険にもなりうるのではないかと思います。また、持ち物を火炎玉にすることで、パーティ全体のキノガッサへの保険とすることが出来、安心して立ちまわることが可能となりました。
火力配分にして、残りはドレインパンチでHPを回復させることを考えて、HPにはそこまで回さず、B重視で最低限の耐久を確保出来るように。技の最後の1枠はストーンエッジにして、ウルガモスやボーマンダに抵抗出来るようにしました。
●メタグロス@オッカの実
アームハンマー・冷凍パンチ・バレットパンチ・大爆発
187(252)-178(52)-150-澪-136(204)-90
・C182ラティオスの眼鏡流星群×2耐え
・余りA
カイリューを使う上での障害は天候パ(ユキノオー含む)がメインですが、カイリューにとって最大の敵はオノノクスです。初手でカイリューとオノノクスが向き合った場合、逆鱗と竜の舞の2択を強いられ、外した瞬間に非常に厳しい勝負が予想されます。よって逆鱗を安全に受けられる鋼ポケモンが必要となり、メタグロスを採用することになりました。
技・配分は最早テンプレートと化したよく見るものですが、Dが多めなので雨パ相手に選出して大爆発で相手のエースをタイマンで潰すという保険も兼ねているので理に適っていると思われます。
パーティのウルガモス耐性を上げるために、持ち物はオッカの実としました。カイリューを選出せずとも、ウルガモス・水ロトム・メタグロスの3匹の相性が良いので戦い方の幅が増えました。流石は汎用性抜群の鋼ポケモンといったところでしょうか。対ユキノオー・バンギラスにもとても強くなり、様々なパーティの穴埋め役として活躍するポケモンです。
●ユキノオー@気合の襷
吹雪・ギガドレイン・氷の礫・宿り木の種
臆病 169(28)-100-116(164)-123(84)-111(44)-114(188)
・意地っ張りS252振りバンギラス(S113)抜き
・A147パルシェンのロックブラストを4.41%で耐え
・臆病眼鏡水ロトム(C157)のハイドロポンプ2発耐え
・余りC
最後にユキノオーを入れて雨に更に強くして構築が完成します。前述のウルガモス・水ロトム・メタグロス・ユキノオー(+ドラゴン)の組み合わせは対戦でよく見ますね。相手のドラゴンをタイマンで倒せるポケモンがまだ必要だったのでこのユキノオーも対天気以外も重要な役割を担っています。
配分は耐久厚めの配分。パーティ全体がパルシェンに厚めなので過剰に意識する必要な無いように思えましたが、主軸となるカイリューがパルシェンに圧倒的に不利なので、他全てのポケモンがパルシェンにタイマンで勝てるようにするくらいの気持ちは持っておいて損は無いでしょう。
ローブシンがいるのでラッキーは宿り木を先制で入れることが出来れば大丈夫かな、くらいの気持ちです。絶対零度は個人的に好みではないので採用しませんでした。
霰によって相手をちまちまと削るのは、前述の先制技をパーティにたくさん仕込ませることによる相手の火力ポケへの牽制に非常に大きな手助けとなります。これは受け回しよりも火力が重視されやすい第5世代の環境においてはとても有効な潰しギミックではないかと考えています。そういった点で、ユキノオーの存在はこのパーティにとって非常に大きいものとなるのではないかと思います。
基本的な選出パターンですが、相手のパーティにドリュウズがいる場合、カバルドン軸ならば水ロトム+ローブシン+ウルガモスorメタグロス という選出を基本とします。
初手でカバルドンと水ロトムが対峙した場合は圧倒的に有利になることが出来ます。相手がラティオスならば電磁波を巻いて後続につなげます。眼鏡流星群なら一撃は耐えるので電磁波を入れ、少し削ることで火炎玉が発動したローブシンの(先制)しっぺ返し圏内まで持っていくことが出来ます。カバルドンをウルガモスで削ってローブシンのドレインパンチの圏内まで持っていくことが出来ればしめたものなのでダメージをちまちま稼いでいきます。相手にウルガモスがいる場合はメタグロスを選出し爆発から基点を作ります。
相手がバンギラス軸の場合はローブシンを中心に、メタグロス+ローブシン+カイリューの選出を中心として戦っていきます。
メタグロスでバンギラスの襷を削りヨプでない(スカーフで無い)ことがわかれば仕事は終わりです。
以上です。完成度には非常に自信がある一方、まだまだウルガモスがキツかったりハチマキガブリアスが厳しかったりと、改良の余地はたくさん残されています。しかし、個人的に使いやすくまとまっていると思うので一つのカイリュー主軸の構築の結論としてこのパーティを残しておきたいと思います。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
優勝出来なかったってのはやっぱりまだまだ甘かったところが多かったってことなのかなぁ。
反省しつつ次回に活かしたいですねっ