シングル・タイプが被っているが相性が良い組み合わせ

ニョロトノ+キングドラでパーティを組み始めると、水タイプが被っているということからパーティの穴を埋め切れないということはしばしば起こります。
パーティ内で同じタイプが重複している組み合わせがあるとなかなかバランスのとれたパーティにはなりづらいのですが、それを感じさせない程タイプが被っていても相性が良い組み合わせもたくさんあります。
そんなタイプが同じだけど相性が良いようなよくある組み合わせを探してみました。





シングルというよりはダブルで良く見られるラティオス+メタグロスですが相性の良さを数えるとキリがありません。寧ろエスパータイプが被っているということを忘れてしまうくらいです。
ラティオスの苦手なバンギラスメタグロスが強く、鋼タイプなのでドラゴン技や氷技に対して後出しが可能。そしてラティオスメタグロスが苦手な炎タイプ、地面タイプに耐性があります。





キノガッサが苦手な炎タイプや飛行タイプに打点のあるテラキオンキノガッサと相性が良いポケモンといえるでしょう。テラキオンが地面タイプを苦手としているのをキノガッサはカバーしてくれます。2匹とも安全に対処するのが非常に困難なポケモンであり、どちらも対処しようとすると厳しい立ち回り・選出を求められます。どちらも倒れやすいポケモンのため、先に攻撃のペースを握られると辛い点は同じです。





ウルガモスの苦手な岩タイプに打点のあるハッサムですが、この2匹が採用されている場合は主にハッサムと同時に採用されやすいドラゴンタイプを氷タイプから守るためにウルガモスが採用されていたり、ウルガモスが倒された場合にハッサムを出して剣の舞を使う隙とする、というような軸となる2匹というよりは補完的な働きをする場合が多いです。どちらも非常に汎用性があるため様々なパーティで同居します。





パルシェンが苦手としやすい先制技持ちのポケモンや、雨状態のキングドラにそこそこ強めであるスイクンパルシェンと同居しやすいです。特にパルシェンと同時に採用されやすいウルガモスカイリューなどの積み技を使うポケモンで固めたパーティは天候変化を主体に戦うパーティを苦手とすることが少なくないため、補完でスイクンはしばしば採用されます。スイクンが受け切れない強力な物理技を起点にパルシェンで殻を破るを使い戦うということもあります。





シングルで見るパーティの多くはニョロトノ+キングドラの補完ですが、ニョロトノのように氷技に対して耐性があるポケモンを主軸に組む場合に活躍しやすい組み合わせだと思います。ダブルではバンギラスヒードランなど、氷技に隙を見せないポケモンと並べて縦の相性で補完している組み合わせが良く見られます。





ロトムの天敵として、ラティオスカイリューなどのドラゴンタイプが挙げられます。そのカイリューなどの物理技使いのドラゴンタイプを起点にするのがパルシェンです。また、パルシェンは高耐久の水タイプに止められてしまうことがしばしばありますが、水ロトムは水タイプのポケモンにはめっぽう強いため相性が良い組み合わせといえます。水ロトムラティオスといった特殊技使いのドラゴンタイプに倒された時に起点にするウルガモスと合わせて3匹同時に採用されることが多いです。





ラティオスの天敵であるウルガモスを倒すためにカイリューはよくラティオスと同居します。単純に特殊技最高峰の決定力を持つラティオスと物理技最高峰の決定力を持つカイリューで攻めていくだけで試合のペースを掴めることもあるため、ドラゴン技が一貫しやすいパーティには刺さる組み合わせといえると思います。カイリューではなく、同様の物理技使いのドラゴンタイプであるガブリアスラティオスと同時に採用されやすいポケモンです。カイリューは神速による先制技、ガブリアスは撃ち分けの効く広い攻撃範囲が魅力です。



他にも色々あると思います。タイプが被ったからといってバランスが悪くなるというだけではないため、前向きにメリットを活かそうとしながら色々な組み合わせに可能性を見出してパーティを組んでいきたいところですね。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。