個人的に好きなポケモンであるエルフーンを使いたくて組んだパーティです。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
エルフーン | オボンの実 | 挑発 | 痺れ粉 | 追い風 | 置き土産 | 悪戯心 |
バンギラス | 気合のタスキ | 追い打ち | 冷凍パンチ | 電磁波 | ステルスロック | 砂起こし |
ガブリアス | ドラゴンジュエル | 逆鱗 | 地震 | 剣の舞 | 身代わり | 砂隠れ |
ウルガモス | 虫のジュエル | 火炎放射 | 虫のさざめき | 目覚めるパワー氷 | 蝶の舞 | 炎の体 |
パルシェン | 王者の印 | 氷柱針 | 氷の礫 | ロックブラスト | 殻を破る | スキルリンク |
ハッサム | 命の珠 | 虫喰い | バレットパンチ | 燕返し | 剣の舞 | テクニシャン |
<基本コンセプト>
バンギラス+ガブリアスという組み合わせを使った時にパーティに追い風を採用すると天候メタとなり強力だと感じ、化身トルネロスを採用していたのですが、リフレクターと光の壁を使う相手のライコウがやや厳しく感じていました。そこで、そのライコウの妨害がしやすいエルフーンを使おうというところから構築を始めました。
エルフーンはボルトロスよりも先に挑発を撃つことが出来る他、アンコールや置き土産を使い後続の起点作りのサポートをすることが出来ます。また、追い風+身代わりガブリアスが強力で天候メタをこなせる他相手が追い風が切れるターンに身代わりをすることで有利な状況を作るという択を発生させることが出来るため身代わりを持つガブリアスと相性が良いと判断しました。
エルフーンは痺れ粉を覚えるため、擬似化身ボルトロスのような役割もこなすことが可能となっています。しかし化身トルネロスや化身ボルトロスと違って単体性能は低いため、積み技が強力なウルガモスやパルシェンと併せることで決定力を補い短期決戦を狙うように組みました。
バンギラス+ガブリアスでの全抜きを目指しつつ、エルフーンの追い風で天候メタを行うのを基本にしつつ、エルフーンでウルガモス+パルシェンの起点作成を行う選出も出来るようにエルフーンの型を調整。最後の枠には、追い風・置き土産どちらとも相性が良く、死に出しによる制圧力の高い命の珠持ちハッサムを採用してパーティ全体の攻撃性能を上げました。
●エルフーン@オボンの実@悪戯心
挑発・痺れ粉・追い風・置き土産
臆病 167(252)-*-110(36)-*-95-180(220)
・化身ボルトロス抜き
・H全振り
・余りB
起点作成要員のエルフーンです。痺れ粉の命中率が低めですが、化身ボルトロスのような使い方が出来る点に注目しました。
エルフーン一匹でパーティの全員と様々なシナジーが見込めるよう欲張った技構成にしており、どの技も必要なものです。アンコールを採用したかったのですが切れる技が無いため断念しました。
相手の起点作成妨害に挑発、ガブリアスを動かしやすくする痺れ粉、ガブリアスやウルガモスやハッサムの単体性能を格段に上げる追い風、そしてエルフーンが何ターンも居座っても良いことが無いためいつでも退場出来る置き土産としました。痺れ粉はバンギラスの電磁波と役割が被りますが、バンギラスを選出しなくともガブリアスが動かしやすくするために必要な技だと感じています。また、挑発は撃ちながら退場することで後続の積み技持ちのポケモンが積み技を使いやすくなるためパーティ全体が戦いやすくなる技です。
配分は相手の化身ボルトロスに挑発を先制で撃つためにSを伸ばし、余りを物理耐久に振り分けています。これはカイリューの神速を意識したものです。
補助技2つ+置き土産で3ターン動けば有利となりやすいため、相手の攻撃を2発耐えやすいオボンの実を持たせました。
個人的に第五世代でもトップクラスで強力なポケモンだと思っています。可愛いですしね。
●バンギラス@気合のタスキ@砂起こし
陽気 175-186(252)-131(4)-*-120-124(252)
追い討ち・冷凍パンチ・電磁波・ステルスロック
・AS振り
・余り4をB
ガブリアスとセットで使うバンギラスであり、電磁波とステルスロックで起点を作ります。特に電磁波を使えば戦いやすさは段違いとなるので積極的に狙っていきます。
バンギラスで電磁波を採用するパーティのバンギラスの構成はこの技構成・配分でボクはいつも使っています。採用理由となっている電磁波・ステルスロックの他にラティオスが重くなりがちなので追い打ち、相手のガブリアスに隙を見せないための氷技という組み合わせです。鮫肌がやや鬱陶しいので冷凍ビームでも良いかもしれないですね。ハッサムに隙を見せる場合は炎技も採用候補だと思います。他には、吠えるが強力な技で採用候補です。
●ガブリアス@ドラゴンジュエル@砂隠れ
逆鱗・地震・剣の舞・身代わり
陽気 183-182(252)-116(4)-*-105-169(252)
・AS振り
・余り4をB
バンギラスかエルフーンとセットで選出させたいガブリアスです。パルシェン・ウルガモスが岩を弱点としているためバンギラスを呼びやすいため相手のバンギラスを起点にする立ち回りも考えられます。
電磁波砂パのガブリアスは耐久に振って食べ残しを持たせる型との選択になりますが、今回はドラゴンジュエルを持たせて火力を伸ばしたガブリアスを使うことにしました。これはパーティ全体がスイクンを初めとする水タイプのポケモンを苦手とし、その処理を急ぎたいという考えからこうなっていますが、単純に追い風から積極的に攻撃していく関係上攻撃と素早さに数値を伸ばした方が戦いやすいです。
単体での攻撃性能を上げているためエルフーンの追い風やウルガモスとの相性が非常に良く、バンギラスを選出しなくとも十分にスペックを生かして戦うことが出来ます。バンギラスに限らず、ウルガモスやパルシェンが岩技で倒された場合は起点にすることも可能ですしガブリアスが倒された場合は逆にこの2匹で有利対面を作れるということにもなりますのでこのパーティでは特に単体性能を生かして戦うことが可能となっています。
●ウルガモス@虫のジュエル@炎の体
火炎放射・虫のさざめき・目覚めるパワー氷・蝶の舞
臆病 161(4)-*-85-187(252)-125-167(252)
・CS振り
・余り4をH
ボクが現環境でトップクラスで強いポケモンだと思っているウルガモス、度々このブログでもこのポケモンのこの型をそのまま書いているような気がします。
追い風と合わせてドリュウズを倒したり、先制で蝶の舞を使うことで相手の素早い特殊ポケモンですら起点にしたりと、様々な使い道があります。
特にエルフーンで化身ボルトロスに挑発しそのまま置き土産を使えば相手のボルトロスは起点になります。アンコールや挑発との相性が非常によく、エルフーンで起点作成をするパーティでは特に採用したい一匹だと感じます。エルフーンの挑発で補助技を防いでしまうことが出来るためラムの実を持たせなくとも動きやすいです。そのためこのパーティでは特に虫のジュエルが生きます。
ガブリアスやパルシェンとの相性の良さは言うまでもありません。ウルガモスが倒された場合はそのまま有利対面を作って起点にする立ち回りも強力ですし、この枠はウルガモス以外では務まりません。
格闘半減であるという点を活かし、ローブシンの早めに処理出来るオーバーヒートを採用することも視野かもしれません。その場合は虫のジュエルに限らず、炎のジュエル等の持ち物も候補になると思います。
●パルシェン@王者の印@スキルリンク
氷柱針・氷の礫・ロックブラスト・殻を破る
意地っ張り 147(172)-161(252)-200-*-65-101(84)
・S【+2】で【+1】キノガッサ抜き
・A全振り
・余りH
本来は命の珠で使う予定だったパルシェンですが、後述のハッサムに命の珠を持たせたかったため王者の印を持たせることにしたパルシェンです。受けループはこいつで突破します()
相手のガブリアスを呼びやすいため起点にしやすく、ウルガモスが特殊攻撃メインの積み技使いであるため物理攻撃メインの積み技使いであるパルシェンは純粋に相性が良いです。ウルガモスが物理技で倒されたらパルシェンで起点にしたいですね。
エルフーンの追い風から殻を破るを使わずとも戦うことが出来ます。その場合より王者の印の発動機会は増えることでしょう。当然置き土産を使えればベストなのですが・・・。
技は定番の4つです。配分は陽気ASで使っても良かったのですが少しでもローブシンに抵抗したいと考えたところこの配分に落ち着きました。バランスが取れていて使いやすい配分だと思います。
氷の礫はとりあえず強力な技として採用しているに過ぎないため、対受けループに特化して草のジュエルを持たせて目覚めるパワー草を覚えさせるのも候補です。その場合はハイドロポンプを覚えさせてローブシンへの打点とするというように大きく構成を変えても良いかも知れません。
●ハッサム@命の珠@テクニシャン
虫喰い・バレットパンチ・燕返し・剣の舞
意地っ張り 145-200(252)-121(4)-*-100-117(252)
・AS振り
・余り4をB
非常に高い制圧力を持つ命の珠持ちのハッサムです。エルフーンの置き土産から出したり、他の積み技持ちのポケモンが倒されてしまった時に出して有利対面を作り剣の舞を使って相手のポケモンを全て倒すことを狙います。
このパーティでは追い風との相性が良く、拘りスカーフを持ったヘラクロス程度なら抜くことが出来ます。そのため起点作成をせずとも単体である程度戦うことが可能となっています。そのため追い風中に使いやすい技として電光石火ではなく燕返しを採用することにしました。これによってパーティ全体で不足しがちになっていたローブシンへの打点を補っています。残り2つは定番のメインウェポンとなっており、どちらも必要な技です。
解説は以上です。選出も戦い方も非常に分かりやすいためエルフーンを使ってみたいという方には是非オススメのパーティです。エルフーンの補助技にモノを言わせて特定のギミックに頼ったパーティを妨害することが出来、パルシェンやバンギラス+ガブリアスによる不確定要素も発生させやすいため広範囲で戦えるパーティに仕上がりました。
・バンギラス+ガブリアスで電磁波砂パとして基本的に戦う
・ウルガモスorパルシェンorハッサムといった積み技使いで起点作成から全抜きを狙う
・積み技使いたちの死に出しで起点作成をせずとも有利対面から全抜きを行う
・エルフーンの追い風から高いSで制圧する
・特定のギミックを使用するパーティに対してエルフーンで妨害しながら戦う
以上のように様々な選出パターンがあり、相手に合わせて色々な戦い方が出来ます。
しかし弱点が偏っていたり、エルフーンが器用貧乏になってしまう点などが気になっているため改良すべき点はまだまだあると思います。是非使ってみて、独自の改造を施して欲しいです。
何かの参考になれば幸いです。最後まで読んで下さりありがとうございました。