最近マイナーポケのことしか記事にしてなかったので一つパーティをご紹介。
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
ラティオス | 光の粘土 | 流星群 | リフレクター | 光の壁 | 置き土産 | 浮遊 |
バシャーモ | ラムの実 | 跳び膝蹴り | ストーンエッジ | 剣の舞 | 身代り | 加速 |
カバルドン | ゴツゴツメット | 地震 | ストーンエッジ | ステルスロック | 怠ける | 砂起こし |
ハッサム | オッカの実 | トンボ帰り | バレットパンチ | 剣の舞 | 羽休め | テクニシャン |
スイクン | カゴの実 | 熱湯 | 身代り | 瞑想 | 眠る | プレッシャー |
ランクルス | 火炎玉 | サイコショック | トリック | 瞑想 | 自己再生 | マジックガード |
<基本コンセプト>
カバラティハッサムを基本とし、ラティで壁を貼ることで有利に試合を進めます。
壁+置き土産でバシャーモでの全抜きを図りますが、ハッサムはエース運用しません。
ラティオスで壁を貼って長期戦を仕掛けることで相手を消耗させスイクンやランクルスで有利な展開に持っていくのも理想の流れの一つです。
リカバリーの効くポケモンを増やすことでポケモン個別の負担を減らすことが出来るため、選出が柔軟に対応しやすくなるというメリットがあります。
壁による短期決戦の起点作りと、長期戦を見据えた能力的有利を持続させながら戦うということが両立することは出来無いか、ということを構築の始点として考えてみました。
●ラティオス@光の粘土@浮遊
臆病 175(156)-*-113(100)-150-130-178(252)
流星群・リフレクター・光の壁・置き土産
・最速
・A186バンギラスの噛み砕くを最高乱数以外耐え
・C177ボルトロスの目覚めるパワー氷を2発耐え
・HP16n-1
配分・技構成ともに一般的なラティオスです。このポケモンのリフレクター・光の壁によって有利に場を展開していきます。
置き土産は相手のハッサムに対して強いポケモンがパーティでバシャーモしかおらず、ハッサムを非常に誘いやすいためハッサムを呼びトンボ帰りに合わせて置き土産を当ててバシャーモにつなげます。
攻撃技は流星群。これはキノガッサを意識しての技です。対キノガッサに特化させるならサイキコネシスでも良いですが、汎用性を重視させました。エスパー技はランクルスにももたせているためわざわざラティオスに持たせる必要は無いと判断してのことです。
壁構築は初手でラティオスが対面した時に控えのハッサムに交代する択があるかどうかで非常に立ち回りの幅に差が出ると考えているので今回は相棒としてハッサムを組み込みました。
火力は若干心許無いものの、ラティオス+ハッサム+カバルドンという3匹の相性の良い組み合わせで相手を消耗させながら戦います。この場合はハッサムが攻撃の主軸となる場合が多いです。
その他、ランクルスやスイクンと組むことで非常に範囲の広い相手を見ることが出来るため基本的にラティオス+他2体の選出で戦いやすいです。
リフレクター・光の壁は遂行技として必要で、ラストはハッサムを起点にする置き土産を覚えさせています。ですが、積極的に使いたい技ではないため使いどころはしっかり考えねばなりません。
ラティオスの役割を考えると持ち物は光の粘土以外に選択肢はありませんでした。
配分は耐久にウェイトを置いたラティオスの一般的な汎用配分です。
●バシャーモ@ラムの実@加速
陽気 155-172(252)-91(4)-*-90-145(252)
跳び膝蹴り・ストーンエッジ・剣の舞・身代り
・陽気AS、余り4をB
陽気ASのバシャーモです。パーティの攻撃のエースです。バシャーモを選出画面で見せると相手はバシャーモに3タテされないように選出をしなくてはならないため攻撃よりも受け身を重視した選出に偏りがちです。そこで控えのスイクンやランクルスによる長期戦向きのポケモンが活かされてきます。
基本的にはカバルドン+ラティオス+バシャーモでステルスロックをしながら壁を貼り置き土産からバシャーモに繋いで全タテ・・・というのが理想です。
パーティをレパルダスに非常に強めに組んでいるためラムの実を持たせる意味合いはあまり感じられませんが、ボルトロスの電磁波から守る意味合いも強いためラムの実を持たせています。
1加速した状態ならボルトロスと対面したら相手の電磁波に合わせて身代りを貼ることで起点とすることが出来ます。
跳び膝蹴りはメインウェポンとして必要な技であり、相手のハッサムに合わせて身代り+剣の舞で全タテ体制を作るため身代りと剣の舞が決定し、ラストの技はストーンエッジです。範囲が広いという点を評価しているのと、パーティがラティオスとランクルスを採用している関係上ウルガモスに打点のある技が必要で、フレアドライブによる体力の消耗を嫌っての採用です。
守るが無いため加速無しでも先制で身代りを貼れる対面を増やしたいため、守るが無いバシャーモは陽気で最速にしたいです。他は火力を落とすことで得られるメリットも思いつかなかったためAS配分となりました。
このバシャーモの枠はバシャーモ以外の格闘タイプでもある程度の似た役割での代用は不可能ではないように感じます。
●カバルドン@ゴツゴツメット@砂起こし
腕白 215(252)-133(4)-168(116)-*-107(116)-70(20)
地震・ストーンエッジ・ステルスロック・怠ける
・A205命の珠持ちドリュウズの地震を2発耐え
・C182拘り眼鏡持ちラティオスの波乗りを最高乱数以外耐え
・S69ローブシン抜き
・余り4をA
バシャーモの起点作成補助要員としてステルスロックが使え、また電気を無効化出来てボルトロスに他のポケモンに比べて隙を見せ辛いカバルドンを採用しました。
天候を書き換えてラティオスでキングドラに先制出来るようにするための役割も副産物的にあります。ステルスロック使えてしっかり場持ちが出来るポケモンとして非常に優秀な数値を誇ります。
まず悩んだのが持ち物でした。オボンの実を持たせても得られるメリットが少なく、イトケの実を持たせるメリットも対して感じなかったためゴツゴツメットを持たせてカイリューやローブシンに若干のダメージを与えられるようにしました。最も、ローブシンにもカイリューにも勝てるかどうかは怪しいためあくまで副産物的なものです。
技は地震、ステルスロック、怠けるは役割遂行上必要な技です。地震を切るとドリュウズやバシャーモなど色々なポケモンが重たくなってしまうため切ることが出来ません。
最後に採用した技はストーンエッジで、これはウルガモスにパーティが弱すぎるための採用です。吠えるも選択肢でしたがそうすると今度は挑発ボルトロスに何も出来なくなってしまうため範囲の広さを考慮して氷の牙よりも優先的に採用しました。
ウルガモスは地震で殴れますがパーティに先制技が無い関係上一撃で倒したいためストーンエッジで素早く処理しにいきます。ウルガモスだけに照準をあわせると岩雪崩でも倒せますが、そうするとカイリューへのダメージ量が若干不安となるためストーンエッジとしました。
配分は物理・特殊両方満遍なくカバルドンの数値が活かせるもとのなっています。素早さに関してはやや環境遅れな面がありますのでSを削って他に回すのも十二分に視野です。
●ハッサム@オッカの実@テクニシャン
腕白 175(236)-150-136(28)-*-131(244)-85
トンボ帰り・バレットパンチ・剣の舞・羽休め
・16n-1
・A182ガブリアスの地震を上から2つの乱数を2回連続で引かない限り2発耐え
・拘りハチマキ持ちA204カイリューの逆鱗を上から2つの乱数を2回連続で引かない限り2発耐え
・拘り眼鏡持ちC182ラティオスの波乗りを最高乱数+上から2つの乱数引かない限り2発耐え
ラティオスに後出しするためのハッサムです。目覚めるパワー炎まで考慮するとオッカの実以外を持たせることが出来ません。概要でも書きましたが、初手ラティオスミラーで安全に後出しするためにはこの構成以外に無いと考えています。
ラティオスで壁を貼ることでダメージレースに有利となり、ハッサムやカバルドンで相手を削りながら有利に戦うことが出来ます。さすればラティオスの流星群の若干の火力不足も解消出来るのではないでしょうか。
技は安定の4つ。剣の舞を使うことで相手の剣の舞無しのハッサムに有利となるため剣の舞も他の技にすることが出来無いと考えています。
配分もやりたいことがハッキリしているよくある配分です。
最近では羽休めを切るハッサムも増えており、ハッサムミラーで昔よりもやや戦いやすい環境になったと言えるかも知れません。その場合はハッサムのSを上げることも視野です。
●スイクン@カゴの実@プレッシャー
臆病 207(252)-*-135-110-136(4)-150(252)
熱湯・身代り・瞑想・眠る
・臆病HS、余りをD
臆病HSスイクンです。対ラッキーエアームドで重宝します。ヒードランより先に瞑想を積みたいため耐久を捨ててでもSに回す必要があると考えました。
雨を瞑想で見ていますが若干の不安が残る点は否めません。その場合はラティオスをうまくクッションしてスイクンの負担を減らします。
この型の場合完全にウルガモスの起点となってしまうため相手のパーティにウルガモスがいる場合は場に出すタイミングを慎重に決めなくてはなりません。
壁+ステロが合わさることでエースの積みポケとしての運用がしやすい点に着目したためこの枠はスイクンではなくてはなりませんでした。相手の絶対零度スイクンが非常に辛いため身代りの採用となりました。キノガッサは耐久に振ったラティオスなら後出しが出来るという点と、ランクルスでカバー出来るという点で身代りを冷凍ビームよりも優先的に採用しました。
●ランクルス@火炎玉@マジックガード
図太い 217(252)-*-139(252)-145-106(4)-50
サイコショック・トリック・瞑想・自己再生
・図太いHB、余り4をD
パーティ全体の格闘耐性の無さをカバーしつつ壁と相性が良いランクルスを採用しました。
攻撃範囲が狭いですがトリックは様々な場面で強力な技として使えるため優先させました。
基本的にラティオスで壁を貼りながらカバルドンorハッサムで相手を削りつつランクルスで相手を倒していきます。壁への依存度は低いためカバルドン、ハッサムと同時に選出して相手を倒しに行くのも考えられます。
以上のランクルスの採用理由を考慮するとこの4つの技が自然と決定となります。サイコショックとサイコキネシスは非常に迷う点ですが、今回は瞑想スイクンを見てサイコショックにしました。ローブシンに負けてはいけないためB特化としてあります。
あまり選出回数が多いポケモンではありませんがランクルス対策がハッサムだけで完結しているパーティは少なくないためそこにつけ込む余地はあると考えています。
解説は以上です。
読んでみて、このパーティここが弱いなと思ったら恐らくそれが弱点です(
壁で耐久を上げるといっても耐性による相性補完が全て噛み合っているわけではなく、挑発ボルトロスにも依然薄めなままなため大きな課題としてはそこです。後はやっぱりウルガモスがカバーしきれてません。
しかしただでさえ高い耐久のポケモンの耐久を更に上げてじわじわと相手を削っていくのは単純な殴り合いしか想定していないパーティにはなかなかに刺さります。
一つの壁パの叩き台として何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。