全国ダブル・レート民スタン

ダブルのレートでよく見るポケモンの組み合わせによるパーティの一例。



   
   



メガガルーラ

ガルーラナイト おやこあい
すてみタックル ふいうち けたぐり ねこだまし
ようき 181(4)-177(252)-120-*-120-167(252)
ニンフィア

こだわりメガネ フェアリースキン
ハイパーボイス はかいこうせん シャドーボール サイコショック
ひかえめ 201(244)-*-86(4)-178(252)-151(4)-81(4)
ヒードラン

いのちのたま もらいび
オーバーヒート ねっぷう だいちのちから まもる
おくびょう 167(4)-*-126-182(252)-126-141(252)
クレセリア

オボンのみ ふゆう
サイコキネシス こごえるかぜ でんじは てだすけ
ずぶとい 227(252)-*-189(252)-95-151(4)-105
ランドロス(れいじゅう)

こだわりスカーフ いかく
じしん ばかぢから いわなだれ とんぼがえり
ようき 165(4)-197(252)-110-*-100-156(252)
ボルトロス(けしん)

こだわりハチマキ まけんき
ワイルドボルト フリーフォール ばかぢから はたきおとす
ようき 155(4)-167(252)-90-*-100-179(252)




<個別解説>





メガガルーラ

ガルーラナイト おやこあい
すてみタックル ふいうち けたぐり ねこだまし
ようき 181(4)-177(252)-120-*-120-167(252)



パーティ唯一のメガ枠にして主軸でありサポーター。
パーティにメガ枠を採用しなければならない縛りを設けているわけではないがそれを差し引いても採用するメリットが多すぎる単体性能の非常に高いポケモン
ガルーラ以外にサポート要員が充実しているならば「グロウパンチ」の採用も検討できる。「けたぐり」は鋼へのダメージソースとして最も扱いやすいものを選択。
「まもる」を採用するのであれば「ふいうち」との選択になるだろう。





ニンフィア

こだわりメガネ フェアリースキン
ハイパーボイス はかいこうせん シャドーボール サイコショック
ひかえめ 201(244)-*-86(4)-178(252)-151(4)-81(4)



全体技命中率100%に加え威力も一線を画しているポケモン。HPと特防が高いため単体で勝てる相手も多く一番行動回数が相手の負担に繋がりやすい。
初手でガルーラやボルトロスと並べて行動回数を増やしながら戦っていく。低速でありながら「まもる」を覚えていないため隣に置くポケモンを選ぶが「いのちのたま」を持たせると「まもる」が覚えさせられるためランドロスなどと並べる選択肢が取りやすい。
ローブシンに倒されたくなければ素早さを伸ばすことも考えられる。HPを伸ばすと対雨での制圧力が段違いに上がるため配分は様々なものが採用される。
ハイパーボイス」以外の技を選択しなければならない場面は極力避けるように戦うと上手く試合運びができる。






ヒードラン

いのちのたま もらいび
オーバーヒート ねっぷう だいちのちから まもる
おくびょう 167(4)-*-126-182(252)-126-141(252)



ニンフィアと範囲を補完するポケモンとして採用されるヒードラン
攻撃技を「オーバーヒート」にすることでニンフィアと並べた時に「ワイドガード」だけでダメージが通りづらいという状況を防げる点は「ふんか」と「ねっぷう」しか攻撃技を採用しない型より優秀。ファイアローへの即時打点にもなる。
ニンフィアよりも技を撃ち分けたい場合が多いから持ち物は「いのちのたま」。ここを「こだわりメガネ」にすると「あくのはどう」などが強力。
最速にすることで相手のヒードランを見やすくなり対鋼性能が飛躍的に上昇するが、後出しすることが非常に多いポケモンなので耐久力を伸ばす方が使いやすいかも知れない。
「ふんか」の方が威力・命中率ともに優秀であるためクレセリアで「トリックルーム」にするならばニンフィアを最遅にすることで短期決戦が狙える。その場合は取り巻きでモロバレルを厚く見たりするなどまた変わった補完の仕方が求められるだろう。





クレセリア

オボンのみ ふゆう
サイコキネシス こごえるかぜ でんじは てだすけ
ずぶとい 227(252)-*-189(252)-95-151(4)-105



S操作手段としてのクレセリア。相手に「トリックルーム」を警戒させるのも重要な役目。ガルーラの天敵であるガブリアスへの打点も併せて欲しいことから「こごえるかぜ」をメインに据えるが、雨パに対して圧力がかかりづらいことから「でんじは」と両採用しケアを図る。「てだすけ」は全体技やこだわりアイテムと相性が良いためこのパーティではとても自然に採用できる。「サイコキネシス」はガルーラやニンフィアでは打点を持ちづらいゲンガーへの打点として。
「はたきおとす」が跋扈している状況を鑑みて配分は物理耐久を伸ばしているが、雨パ相手への妨害要員として考えると特殊耐久が欲しい場面は少なくないかも知れない。
序盤はガルーラやボルトロスでアドを取ることを考えると後出しする機会が意外と少なくないと感じているため持ち物は回復手段としての「オボンのみ」としているが、「ゴツゴツメット」や「ラムのみ」も選択肢として有力。
Cを伸ばして攻撃範囲を広げるのも良い。そうすると「ちょうはつ」を持ったエルフーンボルトロス(けしん)に対して強く出られる。





ランドロス(れいじゅう)

こだわりスカーフ いかく
じしん ばかぢから いわなだれ とんぼがえり
ようき 165(4)-197(252)-110-*-100-156(252)



特性「いかく」によりパーティ全体の行動回数を増やす要員。パーティ全体が低速になりがちなことから「こだわりスカーフ」を持たせて高速アタッカーとしての役割も付与する。パーティで唯一初手で特性が発動するポケモンのため持ち物は「きあいのタスキ」でも良いかも知れない。リザードンへの打点を考慮すると「いわなだれ」ではなく「ストーンエッジ」を採用したくなるが隣を選ばず、交代した相手に負担を与えられる点は「いわなだれ」が勝る。クレセリアの「でんじは」と併せて相手の行動不能も狙える点も優秀(これをシナジーとは呼ばない)。全体技を主体とするパーティなので単体へ大ダメージを与えるよりは全体へ中〜小ダメージを与える方がランドロスには適している場合が多い。
パーティ内で浮いていないポケモンのうち2体もが「まもる」を覚えていないため「じしん」を使う場面はほぼ勝ちが決まっている状況に限定したい。あまりにも使いにくい場合は「だいちのちから」を採用することも考えられる。他の技の選択肢として「はたきおとす」も強力。





ボルトロス(けしん)

こだわりハチマキ まけんき
ワイルドボルト フリーフォール ばかぢから はたきおとす
ようき 155(4)-167(252)-90-*-100-179(252)



ガルーラやランドロスに対して「いかく」を選出させることを躊躇させるためのポケモンとしての採用。パーティ内では貴重なマリルリへの有効打を持つ他、特殊技を主体としているポケモンが多いことから物理技でアドを取っていく要員としても扱える。選出画面で相手に「ちょうはつ」や「でんじは」を警戒させギミックを搭載したパーティに圧力をかけることもできる。
耐性や数値的に後出ししづらく序盤から負担を与えるのに適している性質を持つことから初手で出さなければ弱い上に素早さ操作手段が無いとすぐに倒されてしまうことから選出機会はパーティで最も少ないと思われる。
「フリーフォール」は「とんぼがえり」との選択枠だが縦での相性補完がしやすいポケモンがいないことや「まけんき」が無駄になりやすいことから「フリーフォール」を優先させている。ただし全体技との相性はイマイチ。
この枠が比較的自由枠で、モロバレルミロカロスなどで水の一貫を防いだり、特定の相手へのメタを貼ることで動かし方に幅を持たせることができる。
ボルトロス(けしん)に「こだわりハチマキ」を持たせると非常に短期決戦が狙いやすいパーティとなるためよりレートでの周回向けといえる。



概要は以上。



スタンダードなパーティであるにも関わらず想定しない相手への選出パターンが組みやすいことが長所ではあるものの、このパーティのままだと「トリックルーム」を使うパーティに一方的に負け筋を辿られること、水タイプを半減するポケモンがいないことから隙を非常に見せやすいことなど欠陥はとても多いため、数値の高さを活かして型を少しずつ変えていくことでメタを考慮しながら個別にでも型を変えていく必要がある面子の組み合わせといえる。
少なくともこのパーティに対して一方的に不利となるようなパーティは扱えないだろうという叩き台として何かの参考になれば幸いである。



・・・珍しく気取った文章を書いてみましたが、たまにはいいですね。
最後までお読み下さり、ありがとうございました!