シングル・ヘラクロス入り無天候パーティ

格闘タイプ対策としてクレセリアの採用が増えるならば、クレセリアに打点のある格闘タイプは以前よりも活躍する場面は増えると思います。
そこで、同じ格闘タイプに不利がつきにくいヘラクロスに注目してパーティを組んでみました。



      



ヘラクロス

拘りスカーフ 自信過剰
インファイト メガホーン 地震 ストーンエッジ
意地っ張り 155-194(252)-96(4)-*-115-137(252)
ソーナンス

オボンの実 影踏み
カウンター ミラーコート アンコール 道連れ
穏やか 272(52)-*-110(252)-*-114(204)-53
ブルンゲル

拘り眼鏡 貯水
潮吹き ハイドロポンプ シャドーボール トリック
控えめ 191(124)-*-98(64)-150(252)-134(68)-80
マンムー

気合のタスキ 厚い脂肪
地震 氷柱針 氷の礫 ステルスロック
陽気 185-182(252)-101(4)-*-80-145(252)
ボルトロス(化身)

達人の帯 悪戯心
10万ボルト 目覚めるパワー氷 トンボ帰り 電磁波
臆病 167(100)-121-97(56)-156(84)-102(12)-179(252)
カイリュー

ラムの実 マルチスケイル
逆鱗 地震 神速 龍の舞
陽気 167(4)-186(252)-115-*-120-145(252)



<基本コンセプト・構築の経緯>

特性自信過剰ヘラクロスは、上手く攻撃を一貫させることが出来れば一匹で相手を全て倒しきることが出来る力を持っています。
ヘラクロスは攻撃される前に攻撃して倒すのが基本となるため拘りスカーフを持たせて先制で相手を倒しやすくするようにしました。
その他、相性補完をしつつパーティ全体のバランスを整えて作っています。





<個別解説>




ヘラクロス

拘りスカーフ 自信過剰
インファイト メガホーン 地震 ストーンエッジ
意地っ張り 155-194(252)-96(4)-*-115-137(252)


・AS全振り
・余り4をB


構築の軸となるヘラクロスです。拘りスカーフを持たせて積極的に相手を倒していきます。
拘りスカーフを持ったヘラクロスの長所は、ラティオスライコウをどちらも縛れるポケモンであるため、どちらが始点となる壁パにもある程度先発で出して抑止力となれる点が素晴らしいです。
技はメインウェポンのインファイトメガホーン、そしてライコウを倒せる地震と、浮いているポケモンの弱点をつけるストーンエッジの採用としました。
配分はASで、火力重視とするためAを最大としています。
序盤から相手を削りにいってもいいですし、相手を削って終盤から畳み掛けても強力です。





ソーナンス

オボンの実 影踏み
カウンター ミラーコート アンコール 道連れ
穏やか 272(52)-*-110(252)-*-114(204)-53


・HP4n
・【+1】C182ラティオスの流星群をオボンの実込みで最高乱数×2以外1.5発耐え
・【+2】A182ガブリアスの逆鱗耐え


拘りスカーフを持ったヘラクロスが先制で倒される場面というのは、拘りスカーフを持ったヘラクロスよりも素早いポケモンに高火力で攻撃された時が想定出来ます。
その抑止力として、ソーナンスを採用することにしました。ソーナンスで補助技をアンコールした後、ヘラクロスで縛れる対面を作れば自信過剰を狙って発動させることも出来るため相性は悪くありません。
技・配分はいつも使っているものです。





ブルンゲル

拘り眼鏡 貯水
潮吹き ハイドロポンプ シャドーボール トリック
控えめ 191(124)-*-98(64)-150(252)-134(68)-80


・C全振り
・HPを16n-1に調整
・【+1】C182ラティオスの流星群耐え
・余りB


拘りスカーフの他に、砂パや雨パでヘラクロスの上を取ってくるポケモンに対する抑止力が必要と考えました。そこで真っ先に思いついたポケモンブルンゲルです。
本来はキノガッサを採用したいところでしたが、ヘラクロスと格闘タイプが被っており同時に選出するとバランスが悪くなることを懸念しました。
ヘラクロスが苦手な炎タイプに強いポケモンであるため相性は悪くありません。特に対ウルガモスを担える点は大きいですね。
多くのポケモンに一方的に有利が取れる便利なポケモンですが、数値は決して高くないため過信は禁物ですね。





マンムー

気合のタスキ 厚い脂肪
地震 氷柱針 氷の礫 ステルスロック
陽気 185-182(252)-101(4)-*-80-145(252)


・AS全振り、余り4をB


ヘラクロスで全抜きするためにはステルスロックが必要不可欠であると考え、最もその役に適したポケモンであるマンムーの採用となりました。カバルドンに強めなのが高評価なポイントです。
電気に圧力がかけられるのでブルンゲルと相性の良いポケモンだったりします。





ボルトロス(化身)

達人の帯 悪戯心
10万ボルト 目覚めるパワー氷 トンボ帰り 電磁波
臆病 167(100)-121-97(56)-156(84)-102(12)-179(252)


・S全振り
・C182ラティオスの流星群耐え
・目覚めるパワー氷+トンボ返りでH155-B101-D110ラティオスが最低乱数×2以外で1発ずつ
・【+1】A200ハッサムの電光石火2発耐え


ヘラクロスが飛行を苦手とするため電気タイプが必要だと思い、化身ボルトロスを採用することにしました。
パーティ全体の素早さが低いのを電磁波で補う役目を持ちます。気合のタスキはマンムーが持っているため耐久重視の達人の帯を持たせた配分で使うことにしました。
パーティに鋼タイプがいないためパーティ全体でドラゴンタイプを意識した構成となっています。





カイリュー

ラムの実 マルチスケイル
逆鱗 地震 神速 龍の舞
陽気 167(4)-186(252)-115-*-120-145(252)


・AS全振り、余り4をH


神速で相手の体力を減らしてからヘラクロスで一貫させられるカイリューの採用となりました。地面が一貫しすぎているのも採用の理由です。
第二のエースでもあり、物理ドラゴンであるためソーナンスクレセリアを誘ってヘラクロスで倒す・・・ということも可能です。




カバルドンに弱すぎるという点さえ除けばそこそこ戦えるパーティになったのではないかと思います。
ヘラクロスが虫・格闘という今強力な二つのタイプを兼ね備えているため、強力な反面パーティの穴埋めが難しいという欠点もありました。

バランスがあまり良くないパーティですが、環境に応じてポケモンの活躍しやすさは変わってくるので、たまには別角度から考察してみても面白いですね。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。