2020年2月27日(木)~3月2日(月)8時59分の間、特別なマックスレイドバトルにおいて「★5 ミュウツー」が出現します。報酬が魅力的ですが非常に強力なポケモンで、単純に強いポケモンを寄せ集めるだけでは勝てないので、どのようにすれば安定し、素早く周回できるかを考えてみました。
結論から言うと最速安定の結論ではありませんが、手間がかからないという点においてはかなり完成度を高められたと思います。
1ターン目にダイマックスをする、という操作以外は全てAボタン連打、或いは放置していても3~4ターンで勝てるというものです。
【構成】
⬛ルナアーラ@ばんのうがさ@ファントムガード
シャドーボール
おくびょう 477(238)-*-216-310-250-322(252)
ミュウツーレイドを行うホストがこのルナアーラを所持しておきます。
⬛ルナアーラ@ばんのうがさ@ファントムガード
シャドーボール
おくびょう 415-*-277(252)-311(4)-250-322(252)
このルナアーラを3匹用意します。
【手順及び立ち回り】
ミュウツーの巣穴を見つけたらレポートし、上記のパーティで挑みます。S319以下、かつ物理型のミュウツーだった場合は固定して周回用とします。1ターン目にホストのルナアーラをダイマックスさせます。後は全員で覚えている技を使い続けるだけです。ホストは1ターン目にダイマックスしてエフェクトが出たらリセットし、上記のパーティで戦うことを繰り返します。特殊型であるか、ルナアーラより素早い物理型だった場合は他の巣穴を探します。
以下はこの構成になった理由と立ち回り考察です。
【組み始め】
ミュウツーは素早さが実数値最大325あるとのことです(ソース不明)。しかし実際は最速ではない個体が多いので、S320付近のポケモンであればおおよそ先制可能であると考えました。
また、ミュウツーは型が物理型・特殊型(ターン開始時シールド発生なし)・特殊型(ターン開始時シールド発生あり)の3つありますが、このうち特殊型は「ふぶき」を使い、追加効果を受けてしまうと時間がかかるどころか勝利すら危ういので、周回するにあたり特殊型を想定するのは適さないと判断しました。
物理型のミュツーを相手にする場合、「ビルドアップ」と「ダイナックル」により能力を上昇させてから攻撃されると大ダメージを受けてしまいます。そこで「ダイナックル」を無効にできるゴーストタイプでタイプ一致の弱点をつきながら戦えば比較的被害を抑えやすくなるのではないかと考えました。
条件を満たすポケモンを考えたところ、ルナアーラが最も適しているのではないかと考えました。S320付近に到達し、ゴーストタイプである、更に非常に高い種族値から強力な攻撃を繰り出しつつ、耐久力も十分です。エスパータイプを兼ね備えているためミュウツーのタイプ一致技である「しねんのずつき」も低いダメージで抑えられるなど、これ以上ない性能を持っているため採用することにしました。
【立ち回り及びパーティ内容】
物理型ミュウツーは1ターン目に攻撃しある程度のダメージを与えるとシールドをゲージ6で貼ります。ダイマックス技を与えるとゲージが2減ります。また1回ゲージを0にしてもう1度攻撃すると再度シールドを貼り、ゲージ6で展開されます。素早さを調整することでダイマックス技を使うタイミングをずらせるのですが、ダイマックス技を使うルナアーラが何番目に攻撃するかで以下のようにミュウツーのゲージが変動します。
⬛ダイマックスするルナアーラのS322、他のルナアーラのS321(ダイホロウが1番目に出る)
・1ターン目
ダイホロウ → ミュウツーシールド展開、ゲージ6
・2ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ1
・3ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ3
⬛ダイマックスするルナアーラのS321、それ以外のルナアーラのうち1匹をS322、他S320(ダイホロウが2番目に出る)
・1ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ4
・2ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ0
・3ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ2
⬛ダイマックスするルナアーラのS321、それ以外のルナアーラのうち2匹をS322、他S320(ダイホロウが3番目に出る)
・1ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ3
・2ターン目
ダイホロウ → ミュウツーシールド再展開、ゲージ6
・3ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ1
⬛ダイマックスするルナアーラのS321、それ以外のルナアーラのS322(ダイホロウが4番目に出る)
・1ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ2
・2ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ4
・3ターン目
ダイホロウ → ミュウツーゲージ0
上記のように、いずれのパターンでも3ターン目終了時に全てのルナアーラが倒れていなければ、シールドのゲージは0になり、次のターンに攻撃すれば倒すことができます。
しかし上記のいずれも、3ターンのいずれかでダイホロウによる2ゲージ削りを行っていません。2ゲージ以上の場合にダイホロウを当てるということを3ターン連続で行うことができれば、3ターン目の3番目の攻撃でゲージが0になればその次に倒すことができ、3ターンで倒すことが可能になります。「ニトロチャージ」や「こうそくスピン」を採用して攻撃順をずらすことができれば上記のパターンを崩すことができるのですが、ルナアーラではそれはできないため断念することにしました。
代わりに、ルナアーラの全ての素早さを同じにして、ランダム要素に頼って3ターン撃破を目指すことにしました。
・1ターン目:最初にダイホロウを撃たない:3/4かつ
・2ターン目:2番目か3番目にダイホロウを撃たない:1/2かつ
・3ターン目:4番目にダイホロウを撃たない:3/4
上記を全て満たすパターンであればゲージ1以下でダイホロウを撃つことがなく、3ターンでミュウツーを倒すことが可能であるのではないかと考えました。確率は9/32、およそ3割に満たない程度です。4ターン目の最初にルナアーラを倒すため、ミュウツーより素早い必要があるのが、S320程度必要な理由です。3ターン生き残ることを前提にしているので、物理耐久が最大となるBS振りが基本。ダイマックスするルナアーラは効率重視でHS配分としました。また、持ち物は「ばんのうがさ」とし、「ダイバーン」によって晴れ状態になってしまう炎タイプの技の威力を少しでも下げられるようにしました。
【改善点】
30周ほどして失敗したことは一度もありません。しかし稀にルナアーラが3ターン以内に倒れてしまうことがあります。また、ダイホロウによる2ゲージ削りが失敗するターンが2~3ターンあるパターンも当然あります。そういった事象が重なると失敗に繋がるのではないかと思います。
また、今回は「ダイナックル」を無効にすることに固執しましたが、それ以外で攻撃順を途中で変えられるポケモンによって3ターン撃破を可能にするような組み合わせも考えられると思います。
ルナアーラを採用する一番のデメリットは最速ミュウツーより遅いこと。ルナアーラより素早いミュウツーが出現した場合は巣穴をやり直さなければならないため、その点で手間が発生する点が短所です。
また、ルナアーラ自体を用意するのがとても手間です。サンムーンもしくはウルトラサンムーンで1周最大2匹のみ用意できるので非常に時間がかかります。
【当パーティの長所】
・素早く周回可能なパーティの中では安定している
最速3ターン、大体は4ターンで倒せるので非常にスムーズです。ルナアーラより安定するパーティの組み合わせやポケモンは色々と選択肢がありますが、安定とスピードを両立できる周回要員としてルナアーラはかなり適正が高いと思っています。
・手間が少ない
最初のダイマックス以外はAボタン連打のみで周回可能です。回復アイテムの使用も、道具を持たせなおすこともありません。ダイマックスが終わったホストはそのままロードが発生しないタイミングでリセットすれば良いので、後は放置でも構いません。
【後日追記】
当パーティと同じ考え方に基づき、最速周回が可能なパーティを公開したのでそちらも併せて参考にして下さい。
https://meikaizerogin6y.hatenablog.com/entry/2020/03/01/203326
記事は以上です。環境がある方は是非試してみて下さい!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。