第8世代・シングル・ランクバトルシーズン21使用パーティ・ゼルネアス軸積み技一貫構築

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※パーティの並びは禁止伝説>全国図鑑No.順です。
2020/8/1(日)~8/31(火)まで開催された、シングルバトルランクバトルシーズン21(シリーズ10)で使用したパーティを紹介します。

レート2000を目標に試合を続け、近いところまではいきましたが、最終的には4桁順位で撤退しました。。参加された方はお疲れ様でした。また、マッチングした方は対戦ありがとうございました。

パーティははぶさんから構築案をいただき、自分なりに改悪を加えたものになります。

結果は振るいませんでしたが、記事にすることに合意いただいたので、内容を紹介いたします。

 

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【構築の経緯・基本コンセプト】

  

当ルールを考察するにあたり、禁止伝説のポケモンを1匹選択し、軸としてパーティを作成することが分かりやすいと考え、その中からゼルネアスを選択しました。勝ち筋も負け筋も分かりやすいことから当ルールのイメージが掴みづらい状態でも扱いやすいと判断したためです。

まず軸となるゼルネアスを採用した後、メインとする勝ち筋として「リフレクター」「ひかりのかべ」「ちょうはつ」によるサポートが優秀なオーロンゲを採用しました。他のサポート要員に比べて「ちょうはつ」による相手の起点阻止が可能であるため、展開系のミラーにおいて有利に立ち回れる点と、バドレックスや日食ネクロズマなどを「イカサマ」で大ダメージが見込めるなど、「イカサマ」が有用な場面が多いと感じた点が採用の決め手となりました。

ゼルネアスとオーロンゲはフェアリータイプで弱点や苦手な相手が被っているため、この2匹を軸とした場合鋼タイプを呼び込みやすいと考えました。そこで3匹目としてウルガモスを採用し、ゼルネアス以外の大きな勝ち筋としての活躍に期待しました。また、この3匹だけだと相手の鋼タイプを絡めたサイクルに不利となります。それを、特性「じりょく」のジバコイルを採用することで補って、ザシアンに対してゼルネアスの選出を躊躇うことがないようにし、パーティパワーを落とさないことが可能となりました。

この4匹を軸とし、対戦回数を重ねた経験と併せて補完方法を考えながらパーティを組み立てていきました。

 

【個別内訳】

※「自分で採用した」旨の記載としていますが、当パーティははぶさんからの原案を元としているため、自分でアイデアを発見したという意図はありません。採用順の紹介です。

 

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■ゼルネアス@パワフルハーブ@フェアリーオーラ
ムーンフォース・ドレインキッス・ジオコントロール・みがわり
207(44)-*-133(140)-200(244)-119(4)-129(76)

・定数ダメージを意識のHP16n-1かつ「みがわり」が「ちきゅうなげ」を耐える

・「リフレクター」がある状態でA244ザシアンの【+1】「きょじゅうざん」+「でんこうせっか」耐え、「みがわり」がA216霊獣ランドロスの「じしん」耐え

・Cほぼ最大

・【+2】で【+1】最速119族(エースバーン等)抜き

 

パーティのスタート地点であり軸のゼルネアス。当パーティの主役であり、ほぼ100%選出します。当ルールにおいて禁止伝説を採用する以上、選出しない場面があるというだけでデメリットとなると感じたため、可能な限りあらゆる相手に対して選出できる、という点を念頭においてゼルネアスを採用しています。

並以上の耐久力を持ち、特性も相まって非常に決定力の高いフェアリータイプの技で火力と耐久力を両立していてA種族値131を無駄にしていることを感じさせないこのポケモンは「リフレクター」「ひかりのかべ」があれば不利な相手は数えるほどしか存在しません。

技はゼルネアスを使ううえで最も基本的なものとしています。「みがわり」と「きあいだま」が選択で、「きあいだま」があれば当パーティで苦手とするヒードランや、ジバコイルに依存せずナットレイを軽々倒せるなど恩恵も大きいですが、それ以上に「みがわり」による詰め筋を追う立ち回りやメタモンへの回答など、「みがわり」が有効だと感じる場面が多かったため「みがわり」を採用しました。メインウェポンの「ムーンフォース」は多くの相手を1撃で倒したい場面と「ジオコントロール」を使わない場合の様子見の技として扱えて追加効果も強く、「ドレインキッス」は「ジオコントロール」と合わせて対面性能が飛躍的に上昇し、「みがわり」よりも優先度は高いと判断しました。

配分については火力をほぼ最大とし、ザシアンを相手にする際の削りダメージ上昇を見込みました。Sは高くさせすぎず、耐久力を活かす配分に設定しています。

メインウェポンの「ムーンフォース」は「ジオコントロール」に依存せずとも高い威力を強力な追加効果を持つため自身の特性も相まって、半減属性が相手だった場合でも勝てる見込みが大きいものです。

基本はすべての試合においてゼルネアスを通して勝つことを目標としますが、時にはゼルネアス自身が削り役となり、他のポケモンを通す場合もあります。その場合は序盤からの「みがわり」での様子見や「ムーンフォース」のみ使うこととなりますが、ゼルネアスの高い数値がその柔軟な立ち回りを可能としています。

 

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■オーロンゲ@ひかりのねんど@いたずらごころ
イカサマ・ちょうはつ・リフレクター・ひかりのかべ
わんぱく 201(244)-*-128(252)-*-97(12)-80

 

・B最大、H奇数となる最大

・余りをD

 

 

ゼルネアスは「リフレクター」「ひかりのかべ」があれば「ジオコントロール」を使いやすくなるだけでなく、使った後「ドレインキッス」の回復などを含めればフェアリータイプの技のみでゼルネアスを通しやすくなるため、これらの技は採用したいです。使えるポケモンとしてオーロンゲ、クレッフィなどがいますが、オーロンゲは「ちょうはつ」を使えるのがメリットで、これらの相手とミラーになった際に試合が組み立てやすくなる他、「イカサマ」がタイプ一致でそこそこの威力が見込めるのも見逃せません。

オーロンゲを採用するデメリットは鋼タイプ、毒タイプなど苦手な相手がゼルネアスと被っていることですが、裏を返せばこれらの相手が高い確率で選出されるということなので、後述のウルガモスジバコイルによる勝ち筋を通しやすくなるというメリットもあります。「イカサマ」が通らない相手に対しては大きくスキを見せてしまうので、それらに対するケアは必要です。

技は採用理由から4つが全て決まり、B特化にすることで対面で「リフレクター」を使えばA244ザシアンの【+1】「きょじゅうざん」と「でんこうせっか」を耐えて「ひかりのかべ」を使う猶予もあるため自然と配分も決まりました。対面した際に「つるぎのまい」を使われてしまうため択にはなっており、格闘技と併用されている場合はそのまま敗北することもありますが、噛み合いと構成上切ることとしました。

ほとんどの試合でゼルネアスと同時に選出することになるポケモンですが、カプ・レヒレや連撃ウーラオスなどスキを見せてしまう相手がいる場合に選出は慎重になります。また、「ちょうはつ」が効かない悪タイプに対しても不利ですが、その場合はゼルネアスにタイミングを見計らって交代することで対処を試みます。

ほとんどの相手に決まった動きで数ターン先まで見越して立ち回れるのはオーロンゲの「いたずらごころ」ならではの長所だと感じました。

 

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ウルガモス@ラムのみ@ほのおのからだ
かえんほうしゃサイコキネシスギガドレインちょうのまい
ひかえめ 161(4)-*-85-205(252)-125-152(252)

 

・C最大、準速

・余りD

 

 ゼルネアスと攻撃面での補完を行うウルガモスを3匹目として採用しました。ウルガモスも「リフレクター」「ひかりのかべ」との相性がよく、「ちょうのまい」を使えばメインの勝ち筋とするのに十分な決定力を持ちます。ゼルネアスの苦手な鋼タイプへの打点を持ち、更にゼルネアスが苦手な毒タイプに「サイコキネシス」で打点があるなど、攻撃の補完として申し分ない性能です。

技については採用理由である「ちょうのまい」「サイコキネシス」そして炎技と1つですが、炎技としてまず「かえんほうしゃ」を選択することにしました。多くの候補がある中で、ウルガモスはオーロンゲとゼルネアスとともに基本選出を担うため、炎技を撃つ機会は多く、まず命中率が安定している技から選びたいと思いました。次に、ウルガモスはゼルネアスミラーにおいてゼルネアスと撃ち合える可能性があると考えました。その場合お互い「ちょうのまい」と「ジオコントロール」を使い続けることになりますが、そうした時に「ほのおのまい」だと恩恵を受けづらいと感じたため、強力な技ではあるものの「ほのおのまい」を候補から外し、「かえんほうしゃ」としました。最後の技は「ギガドレイン」を採用し、苦手なカプ・レヒレへの打点、数の多いヌオーやラグラージへ刺す技としています。特にカプ・レヒレへ抗える手段は貴重で、「ひかりのかべ」があれば撃ち合える可能性があるため、優先度は高い技です。

配分はひかえめCSとしました。まず、ゼルネアスミラーを戦っていると、自分の経験の中ではありますが、最速ゼルネアスを見かけることがほとんど無かったため、準速でも十分と判断しました。また、ゼルネアスは「リフレクター」があればザシアンに勝てる可能性がありますが、HDザシアンは非常に厳しい相手です。そのためHDザシアンを意識し、「ちょうのまい」+「かえんほうしゃ」でC205ならH199-D167ザシアンを約62%の確率で倒せるため、ここを意識して配分を決定させました。

持ち物は「ラムのみ」を選択。カバルドンの「あくび」、ドヒドイデの「どくどく」、クレッフィの「でんじは」など状態異常技を受けることが多いため、発動機会は多いです。ラグラージの「あくび」を恐れず居座って「ちょうのまい」を使える点も優秀です。HDザシアンを確定で倒すための「いのちのたま」や「もくたん」も選択肢としては上位でしたが、当ルールで状態異常耐性をつけることの方が重要だと判断したため、「ラムのみ」を優先させました。

ゼルネアスとの補完が優れているだけではなく、単体でも十分に活躍ができるポケモンであり、十分にサポートすればザシアン、ムゲンダイナ、黒馬バドレックスなど環境上位の禁止伝説とも渡り合えるスペックがあるため、太い勝ち筋として強力なポケモンです。しかし耐久力に数値を割いていないためオーロンゲとの噛み合いに依存しており、サポートなしではすぐに倒れてしまうのがデメリットです。また、ゼルネアスを数値で受けてくるようなラッキーやヤドキングなどはウルガモスでも歯が立たないのも欠点でした。しかし基本コンセプトどおりに選出回数は多く、第2の勝ち筋とするにふさわしいポケモンは他にいない性能の高さを持つポケモンであることを実感できました。

 

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ジバコイル@アッキのみ@じりょく
ほうでん・ボディプレス・てっぺき・みがわり
ずぶとい 165(156)-*-183(252)-151(4)-111(4)-92(92)

 

・B最大

・4振り70族(エアームドなど)抜き

・奇数となるようにHに振り切り

・余りをCDに振り分け

 

当パーティの大きな特徴である「アッキのみ」を持つ特性「じりょく」のジバコイルを4匹目に採用。鋼タイプへ後出しし、「てっぺき」「みがわり」を絡めつつ倒してゼルネアスの障害を取り除くことが役割です。特にザシアンを強く意識しており、「リフレクター」を残した状態であれば交代で「きょじゅうざん」を受け、「アッキのみ」が発動した後、「インファイト」を耐え、「てっぺき」を使い、次の「インファイト」を耐え、「ボディプレス」で倒すことができます。「つるぎのまい」と「インファイト」の組み合わせや「せいなるつるぎ」には勝てませんが、全体の採用数から見て妥協しました。格闘技がないザシアンが交代際で「アッキのみ」が発動したジバコイルには勝てない可能性が高いため、十分役割として成立すると考えます。また、この環境で数の多いナットレイも「みがわり」で「やどりぎのタネ」をシャットアウトしてしまえば「みがわり」を残した状態でB6段階上昇したまま残りのポケモンを倒すことも狙えます。ナットレイが「ボディプレス」を所持していると一方的に崩すことは不可能ですが、ゼルネアスの突破口を開くという役割は遂行できます。逆にゼルネアスが倒されてしまっても、展開によっては1匹で3タテも狙えるため諦めず勝ち筋を手繰ります。

上記の役割を遂行するために、「ボディプレス」「てっぺき」「みがわり」「アッキのみ」の採用が決まり、配分もHBベースとしました。最後の技は電気タイプの技として、ゼルネアスの障害となりうるアーマーガアやエアームドを狩る技としました。その中でも特に威力は重要ではなかったため、相手を麻痺させることでゼルネアスが先制で「ジオコントロール」を使えるというシナジーを見込んで「ほうでん」の採用としています。持ち物は採用時に決まっていた「アッキのみ」ですが、「ヨプのみ」や「たべのこし」も候補としては上位です。「てっぺき」を6段階使うことも多かったため持ち物が無駄になる場面はありましたが、それでもザシアンに対する遂行を少しでもしやすくするためには「アッキのみ」の優先度が高かったです。

ザシアンの型が想定外だった時こそ一方的に倒されてしまう場面はあったものの、基本的にはザシアンやナットレイなどを狩る役割には信頼がおけるものであり、ザシアンの数が非常に多かったことから、多くの勝利に貢献しました。欠点としてはギルガルドヒードランなどジバコイルでは相手ができない鋼タイプが他の鋼タイプと組み込まれている場合で、それらの並びに対する勝率の低さはパーティ全体の欠点でもあります。原案では耐久力の高いウルガモスウォッシュロトムが採用されていたため、このあたりのカバーがなされていた部分でもありました。

 

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■霊獣ランドロス@たつじんのおび@いかく
じしん・ばかぢから・がんせきふうじ・くさむすび
いじっぱり 195(244)-213(228)-110-113(4)-102(12)-114(20)

 

・「じしん」+【たつじんのおび】「ばかぢから」でH192-D111【しんかのきせき】ポリゴン2確定

・【たつじんのおび】「くさむすび」でH202-D86ヌオー1発

・C197ムゲンダイナの【こだわりメガネ】「ダイマックスほう」耐え

・余り8を振り分け、【-1】最速101族抜き抜き

 

5匹目は補完枠で、パーティ全体で物理打点を持つポケモンが欲しいと思い、その中でも相性が良いポケモンを探したところ霊獣ランドロスが当てはまりました。最低限の耐久力に数値を割き、「たつじんのおび」を持たせることでクッション的な役割と崩し要員としての役割を両立。崩しを意識する場合はムゲンダイナに強い必要があると考えたため、ムゲンダイナと同時に採用されやすいヌオーに刺す「くさむすび」、ラッキーやポリゴン2に対する強力な打点である「ばかぢから」、相手のSを下げることはゼルネアスとのシナジーとなるためホウホウへの打点も考慮し「がんせきふうじ」と技はすぐに決まりました。「とんぼがえり」や「ステルスロック」が欲しい場面はそこそこにあったものの、他の技の優先度が高く、これらの技があるからこそ選出できたという場面の方が圧倒的に多かったため、この技構成が結論でした。

配分は耐久力と火力を両立させるべくHAベース。Sが低いデメリットもありますが、ランドロスの役割を考慮するとSよりも耐久力に軍配が上がりました。

持ち物の「たつじんのおび」が強く、H振りザシアンや無振りムゲンダイナなら1発で倒せる点が魅力です。受けサイクル的なパーティの鋼タイプはエアームドやアーマーガアを採用されていることが少なくなく、これらをジバコイルで狩ることができればランドロスを通す、という動きは基本的なものです。

役割が限られているため選出機会こそ少なめではあるものの、数値の高さを活かした出番はそこそこにありました。しかし弱点をつけない禁止伝説と戦うにはやはり数値不足である点は否めず選出には割り切りが必要であり、多くの場合基本選出から外れることになるため、そのパターンをあまり組んでいなかった点が個人的な反省点でした。逆に限られた出番でこの構成を刺すことができれば簡単に勝利を拾うことに貢献してくれる優秀なポケモンでした。

 

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ゴチルゼル@カゴのみ@かげふみ
アシストパワー・ちょうはつ・めいそう・ねむる
ずぶとい 175(236)-*-155(204)-116(4)-131(4)-93(60)


・4振り70族(エアームドなど)抜き抜き

・H16n-1となる最大

・余りB、合計数値が高くなるようC、Dに振り分け

 

ここまでの5匹で厳しいと感じたのがドヒドイデ、ガラルヤドキングなど特殊受けに特化しているポケモンでした。特にこれらのポケモンは単体で採用されやすく、数もそこそこにいたため何かしらの対処が必要だと考え、ゴチルゼルを採用することとしました。毒タイプを狩れるのでゼルネアスとの相性は悪くなく、「ひかりのかべ」などのサポートから強引に「めいそう」を使うことで詰ませることもできます。また、「ちょうはつ」で回復手段を封じることができれば火力が低い受けポケモンを倒すことが可能です。回復手段が必要であるため「ねむる」と「カゴのみ」を採用。最後の技は威力を重視したかったため「アシストパワー」としました。ラッキーやハピナスは構成次第では勝てるため「サイコショック」との選択でしたが、素早く攻撃に移りたい場面も想定されることから「アシストパワー」の威力を優先させました。

配分はカバルドンなども相手にしたい場合を想定してほぼB特化ベースとし、「ボディプレス」しか攻撃技のないエアームドに勝つ可能性を考慮してS調整をしています。想定している相手は特殊技を使うポケモンが多かったですが、物理技を使う相手に刺す場面は多かったためHB配分はかなり活きた印象でした。

ピンポイント気味での補完ではありますが、単体の勝ち筋とするのに優秀な性能を持っていました。この性能が活きるのは全体の数値が高い禁止伝説ありの環境ならではと感じています。型によってはムゲンダイナに勝てたり、相手の交代を許さない状況で「ちょうはつ」だけ使って倒れて後続の積みの起点にするといった想定外の動きをすることも可能で、活躍できる場面は少なくありませんでした。しかしエスパー技だけしか攻撃技が無かったため悪タイプがいると選出パターンが組みづらかったり、受け系統の構築にはランドロスジバコイルを出すこともありそれらとの選出の噛み合いが微妙になってしまうなど、スペックを活かしきれない場面もあり、改善が必要な部分だとも感じました。

 

【総括】

対応範囲を絞り、汎用性を落としているため厳しいポケモンの数自体は多いです。ホウオウ、ヒードランギルガルドなどがそれに該当します。いずれも上位ではそこそこに数の多いポケモンでした。しかし大半の技を命中率100%で固定し、テンプレート的なパーティには決まった動きでかなり安定して勝つことができるため、自分みたいな初心者でも扱いは難しくなく、いただいたコンセプトの非常に使い心地は良いものでした。

 

【終わりに】

原案から改悪してやや特定の相手にターゲットを絞り、汎用的なパーティではなくなりましたが、他にはない動きができて使い心地の良いパーティに仕上がりました。

原案ではウォッシュロトムや「ゴツゴツメット」を持ったウルガモスなどが採用されており、よりゼルネアスを通しやすくなっているものです。

様々なゼルネアス軸のパーティがある中でも 独自の性能を持つパーティで自信を持ってオススメできます。レンタルパーティを最初の画像に添付しているので、機会があれば是非使ってみてください(本記事と数値がほんの少しだけ違う部分もありますのでご承知おきください)。

 

原案を下さり、記事公開の許可をいただいたはぶさんに感謝しつつ、記事は以上です。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。