第2世代・太鼓カビWA

第2世代で最近使用していたパーティを紹介します。プチドラサマ杯などで使用していましたが、使い納めるため公開することにしました。

この構成は1つの形であり、大会等でも様々な派生系で使用しています。

 

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順番は採用順です。

 

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【基本コンセプト】

 

Lv55で「はらだいこ」を覚えたカビゴンを使いたいと思い、パーティを作成することにしました。単体で強力な勝ち筋となりますが、「だいばくはつ」や「じばく」を受けてしまうとそれだけで崩されてしまうという欠点が気になりました。そこで「まもる」でそれらを凌ぐことができればかなり有利になれるのではないかと考え、「はらだいこ」と「まもる」を覚えたカビゴンを軸として、他のポケモンを考えていきました。

カビゴンは多くのポケモンと戦えるポケモンですが、この型のカビゴンはやや汎用性が低めです。そこでカビゴンを通すことが難しい場合、代わりに選出するWAを立てるパーティとし、汎用性が高いポケモンを探したところ、カビゴンが苦手とするポケモンにサンダーが比較的強いと感じたため、カビゴンとサンダーのWAとして両方と相性が良いポケモンを中心にパーティを組み立てていきました。

 

【個別解説】

 

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カビゴン@Lv55@たべのこし@FFFF@63-63-63-63-63
おんがえし・じしん・はらだいこ・まもる

パーティのスタート地点。「はらだいこ」と「まもる」を両立させることで択次第ではイージーウィンを狙えるのではないかと考えました。

「はらだいこ」で減ったHPを回復できる「たべのこし」はこの型のカビゴンと相性が良いですが、「まもる」により更にシナジー効果を発揮できます。

攻撃技は「おんがえし」と「じしん」を採用し、「はらだいこ」を使うことに特化させた構成としました。

「まもる」で「だいばくはつ」を防げれば勝ちに近づきますが、「たべのこし」で確定数をずらしたり、「リフレクター」のターンを稼ぐなど様々な用途があります。

Lv55で「たべのこし」を持ち、更に「おんがえし」は「すてみタックル」と違って反動ダメージも無いのでかなり耐久力があり、場合によっては「はらだいこ」を使わず「おんがえし」と「じしん」でのダメージによるダメージレースで優位に立つよう戦うこともあります。

 

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サンダー@Lv55@じしゃく@BDFF@63-0-63-63-63
かみなり・めざめるパワー(氷)・ねむる・ねごと

「はらだいこ」を使うカビゴンの天敵としてミルタンク、カイリキー等が挙げられ、タイマンでもサイクル戦でも圧倒的に不利を強いられます。そこでこれらのポケモンに比較的強め、かつ数値が高く汎用性のあるサンダーを2匹目に採用、同時選出する際の補完ではなくエースとしてWAでの強力な勝ち筋にすることで幅広く戦うことを目指しました。

構成は最もミルタンクに強い「かみなり」を「じしゃく」で強化した型。Lv55「たべのこし」ミルタンクが確定2発、Lv55で「たべのこし」でないカイリキーも96%の確率で2発という火力なので安心して任せられます。これらのポケモンに対して後出しするには回復手段が必要と考え、「ねむる」と「ねごと」も採用。これに「めざめるパワー(氷)」という汎用性の高い補完技を持たせることで幅広く戦えるエースとして運用させやすくしました。

 

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ハガネール@Lv50@はっかのみ@FFFF@63-63-63-63-63
じしん・どくどく・ほえる・ねむる

サンダーを選出したくない場合の対ミルタンク、 サンダーを選出する際の対ライコウなどに必要な電気耐性、カビゴンの障害となりやすいムウマやゲンガーに対する「ほえる」による妨害など様々な補完が可能なハガネールを3匹目に採用。

上記をこなすために「じしん」「どくどく」「ほえる」が必要で、最後の技は「ねむる」としてサイクル戦がこなせるようにしました。相手の数を減らすことよりもライコウなどに対して受け役割を持たせることの方が重要と考えたためです。「どくどく」の試行回数も稼げるため相手に「ねむる」を強要し、カビゴンのスキとすることができるという点でも重要だと考えました。

しかしハガネールは「だいばくはつ」も強力な技であるため、他の技を入れ替えながら「だいばくはつ」を採用する場合もありました。

 

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パルシェン@Lv50@おうごんのみ@FFFF@63-63-63-63-63
なみのり・リフレクター・まきびし・だいばくはつ

カビゴンで相手をしたくないポケモンの中にガラガラがいます。更に、サンダーを選出する際も地面タイプに強いポケモンは用意しておきたく、カビゴンを流せるポケモンも必要だと考え、パルシェンを採用することとしました。「リフレクター」と「だいばくはつ」を覚えさせることでカビゴンのサポートが可能である他、「まきびし」による決定力補助ができるためパーティの補完として優秀です。最後の技は攻撃技として「れいとうビーム」か「なみのり」を採用することとし、パーティ全体でバンギラスが重いため、「なみのり」を優先させました。

持ち物はガラガラに繰り出せる回数が増える「おうごんのみ」を選択。テンプレートに近い型で汎用性を重視しました。カビゴンともサンダーともかなり相性は良いので、基本選出に組み込みやすいスペックのポケモンです。

 

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ヘルガー@Lv50@きせきのみ@1FFF@63-0-63-63-63
だいもんじかみくだく・おいうち・ねむる

5匹目に採用したのはヘルガーで、カビゴンが止められてしまいかねないムウマ・ゲンガーに対して強く、相手をしたくないナッシーにも強く、アンコールを使うフーディンにもそこそこに強いので補完として優秀だと考えました。サンダーを選出しない場合の鋼タイプへの決定力も担います。

持ち物は「きせきのみ」としてスターミーの「あやしいひかり」やナッシーの「ねむりごな」に耐性をつけて倒しやすくしています。これと相性がよく、ナッシー等に対して何度も繰り出しやすくなる「ねむる」を採用しました。

技は役割遂行のための「だいもんじ」と「おいうち」を採用し、最後の技は「かみくだく」として「いたみわけ」で回復するムウマなどを倒しやすくしました。

 

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フシギバナ@Lv50@まひなおしのみ@1FFF@63-0-63-63-63
はっぱカッター・ねむりごな・やどりぎのタネ・こうごうせい

パルシェンだけだとガラガラを任せるのは不安が残ったため、ガラガラにそれなりに強い草タイプであるフシギバナを採用。カビゴンが苦手な格闘タイプに耐性がある他、「やどりぎのタネ」によるカビゴンのサポート、「こうごうせい」によりサンダーを選出する際にサイクル戦をしやすいことなどからフシギバナが適任と考え、最後に採用しました。似た役割を持ちやすいナッシーに比べて、毒耐性があるためハガネールに弱すぎない点、重くなりがちなパルシェンより素早い点を買ってナッシーではなくフシギバナの採用に至りました。

構成はフシギバナが役割を遂行するための汎用的なものです。カビゴンやカイリキーの「のしかかり」による麻痺状態を治せる「まひなおしのみ」は発動機会がとても多く、外せない持ち物です。

 

【所感】

カビゴンでの全抜きを狙うのか、サイクルをするのかがやや中途半端であるためどちらかに特化させた方がまとまりがあるパーティになると感じました。

また、カビゴンを選出しない場合はサンダーへの依存度があまりにも高く、サンダー自体は不安定なポケモンであるため、より安定性のあるWAかTAにするといった選択肢も考えられます。

しかしカビゴンの「まもる」が機能すれば想定通りイージーウィンが可能な試合が多かったことはコンセプトとしては良かったため、似たコンセプトでの今後も考察をする材料としては悪くない感触でした。

 

 

記事は以上となります。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。