シングル63・第34回シングル厨のつどい使用パーティ・「メタグロス+カプ・コケコ軸広範囲スタンダード」

2017/8/28(土)に開催された、第34回シングル厨のつどいで使用したパーティ解説記事です。
結果は予選6-0で1ブロックを1位通過、決勝トーナメント2-2でベスト17でした。
構築の内容を記します。



   
   



メガメタグロス

メタグロスナイト クリアボディ→かたいツメ
アイアンヘッド かみなりパンチ れいとうパンチ がんせきふうじ
ようき 155-197(252)-171(4)-*-130-178(252)
カプ・コケコ

デンキZ エレキメイカ
ワイルドボルト とんぼがえり めざめるパワー(氷) ちょうはつ
せっかち 145-167(252)-94-116(4)-95-200(252)
霊獣ランドロス

オボンのみ いかく
じしん とんぼがえり がんせきふうじ ステルスロック
しんちょう 196(252)-166(4)-111(4)-*-143(236)-113(12)
ポリゴン2

しんかのきせき トレース
イカサマ れいとうビーム どくどく じこさいせい
ずぶとい 191(244)-*-156(252)-126(4)-116(4)-81(4)
スイクン

たべのこし プレッシャー
ねっとう こごえるかぜ みがわり まもる
ずぶとい 205(236)-*-154(36)-110-135-135(236)
メガリザードンX

リザードナイトX もうか→かたいツメ
フレアドライブ ドラゴンクロー かみなりパンチ りゅうのまい
いじっぱり 153-200(252)-132(4)-*-105-152(252)



<コンセプト>



幅広い選出が行えるパーティ(6匹全員が汎用性が高い)で、受けループやイーブイバトンなどに対して一方的に不利とならないようなパーティを使いたいと思いました。

http://densonrainy.hatenablog.com/entry/2017/05/16/150500

そんな中で上記の記事を拝見している際、メタグロスの項目で「対イーブイバトンでは,置き土産のタイミングで後出ししてイーブイに岩石封じを2回打った後に裏のエーフィに上からアイアンヘッドを連打したら大体勝てた印象がある.」とありました。
そこでメガメタグロスを採用し、「がんせきふうじ」と「アイアンヘッド」があればイーブイバトン系へのメタを含ませつつ、「ちょうはつ」を覚えたカプ・コケコと組み合わせることで受けループへのメタも成立するのではないかと考え、メガメタグロスとカプ・コケコの2匹から構築をスタートさせました。
その他のポケモンはこの2匹の補完をしつつ、幅広い相手に柔軟に戦えるような構成とし、Z技を持っているポケモンがカプ・コケコのみであることから、「カプ・コケコ、メガシンカ、@1」という基本選出でパワーを落とさないような選出で固められることを意識しました。



<個別解説>



メガメタグロス

メタグロスナイト クリアボディ→かたいツメ
アイアンヘッド かみなりパンチ れいとうパンチ がんせきふうじ
ようき 155-197(252)-171(4)-*-130-178(252)



構築の始点であるポケモンであり、相手のタイプ受けを崩すことができる高速メガシンカです。
後述のカプ・コケコによる「エレキメイカー」を活かした「かみなりパンチ」と「れいとうパンチ」でグライオン+ドヒドイデのパーティに強く出られる他、基本コンセプトの「がんせきふうじ」と「アイアンヘッド」で技は4つすぐに決まりました。
「れいとうパンチ」を覚えさせていることからガブリアスに先制できた方が良いと感じたため最速とし、メタ対象が受け寄りのパーティであることから攻撃性能を優先させた結果配分はAS極振りとなっています。
鋼タイプのメガシンカの長所は基本選出でカプ・テテフに耐性があることであり、パーティ全体のパワーを落とさず相性補完がしやすいという点に尽きます。「がんせきふうじ」はカプ・テテフと同時に採用されやすいリザードンウルガモスにも大ダメージが期待できるため対応範囲を広げるというコンセプトにもマッチしていますが、「じしん」や「アームハンマー」が無いため相手のメタグロスヒードランナットレイなどに対して後手となりがちな点が短所です。
後述のカプ・コケコ、そして霊獣ランドロス、ポリゴン2、スイクンから1匹選択することで基本選出としていますが、それぞれ相手の鋼タイプ、水タイプ、電気タイプに対してどのように対応するかを決めて選出することにし、いずれも対応不可能と判断した場合にリザードンを出すこととしています。



カプ・コケコ

デンキZ エレキメイカ
ワイルドボルト とんぼがえり めざめるパワー(氷) ちょうはつ
せっかち 145-167(252)-94-116(4)-95-200(252)



構築の根幹を担うポケモンであり、中速帯のタイプ受けならデンキZを使用して容易く崩すことができます。
技構成と配分についてですが、まず「とんぼがえり」を使う機会が多いと思いました。「こだわりスカーフ」を持っているカプ・コケコを使う際は「ボルトチェンジ」と両方採用することが多かったのですが、その際に地面タイプなどの電気タイプを無効にするポケモンが相手の控えにいる可能性があった場合に「とんぼがえり」を選択する場面が多く、CよりはAに割いた方が相手に負荷をかけやすいと感じていました。また、カプ・コケコに与えた役目は「ちょうはつ」を絡めた崩しであり、そうなると持ち物として最も対面で有利を取りやすくなるのは「デンキZ」だと判断しましたが、その際「ワイルドボルト」を覚えさせた方が一撃で倒せる相手が増えると思ったため、上記の3つの技を覚えさせ、配分もAS極振りとしました。4つ目の技はグライオンに少しでもダメージを与えたいと思ったことから「めざめるパワー(氷)」を選択。半分ダメージが入れば良い方ですが、交代際などに当てることができれば試合を大きく有利に運べる他、一切の有効打が無いよりは立ち回りが広がると考え採用しました。それに伴い正確はAもCも下がらない性格かつゲッコウガに先制したいと思ったのでSに補正をかけることができるものの中から、「ダウンロード」により相手のCではなくAを上げるために「せっかち」としました。
選出する際は基本的に初手で繰り出し、相手を見てどの技で有利対面を作るか考えて技を選択します。



霊獣ランドロス

オボンのみ いかく
じしん とんぼがえり がんせきふうじ ステルスロック
しんちょう 196(252)-166(4)-111(4)-*-143(236)-113(12)



http://densonrainy.hatenablog.com/entry/2017/05/16/150500


配分、構成は上記をほぼ参考にしています。3匹目に採用したのはメガメタグロス及びカプ・コケコが両方とも地面タイプを苦手とすることと、カプ・コケコがあまり相手の電気タイプに強くないことから、その両方の補完に優れる霊獣ランドロスを採用しました。特に特性「いかく」があることから他のポケモンの繰り出し性能を上げることができて、「とんぼがえり」による対面操作ができるポケモンはこのポケモンの他にいません。
配分は電気タイプに繰り出すことを考慮してDを厚めに配分。これによりメタグロスの苦手な炎タイプの相手もある程度任せやすくなりました。更に「ステルスロック」を覚えさせることでサイクル戦同士での立ち回りをしやすくしました。攻撃技は遂行技である「じしん」と霊獣ボルトロスやサンダーに対して打ちたい「がんせきふうじ」で技の4つを決定させました。
持ち物については「オボンのみ」を選択。これは他の受けポケモンに比較し際に回復手段が無いことと、繰り出し回数を純粋に上げられることが立ち回りを柔軟にできると考えたためです。混乱の木の実を持たせても良かったのですが、「オボンのみ」の回復量でも十分だと判断しました。
初手で繰り出しても交代で繰り出しても立ち回りやすく、隙を見せにくい強力なポケモンであり、種族値の重要さを教えてくれるポケモンです。



ポリゴン2

しんかのきせき トレース
イカサマ れいとうビーム どくどく じこさいせい
ずぶとい 191(244)-*-156(252)-126(4)-116(4)-81(4)



4匹目に採用したポケモンはポリゴン2で、ゲッコウガに強いポケモンの中から地面タイプに弱くないポケモンを探した際、相手のメタグロスに強いという点を評価しての採用となりました。
ゲッコウガは「こだわりスカーフ」を考慮するとカプ・コケコでの対面は不安が残り、メガメタグロスも「あくのはどう」、霊獣ランドロスも「れいとうビーム」でそれぞれ対処されてしまうことから対策が必要だと判断し、対面で比較的動きやすいポリゴン2を採用することにしました。それだけでなくポリゴン2は防御力が高いことから地面タイプの相手も任せることができるため霊獣ランドロスの代わりとしても選出しやすく、更に「じこさいせい」を覚えることから「どくどく」と組み合わせて相手のポリゴン2やクレセリアなどにも強めに出られる点で優秀です。
一番の採用理由はゲッコウガの物理技を受けることだったのでBを高めに設定し、対地面タイプの役割を強化させました。ゲッコウガが「いのちのたま」を持っている場合は押し切られる可能性が高いですが、その場合はカプ・コケコで先制できるので問題無いと判断しています。これら全てを満たせるのは「しんかのきせき」による高い耐久力があるからこそです。
技は上記の「じこさいせい」と「どくどく」の他に、相手のメガメタグロスへの有効打として「イカサマ」、地面タイプへの遂行技として「れいとうビーム」を覚えさせました。「イカサマ」はパルシェンリザードンなどの積み技を使うポケモンに対する抑止力にもなるため採用優先度の高い技だと感じました。「れいとうビーム」が無いとメガボーマンダに対して隙を見せてしまうため、この技も優先的に採用するべき技です。
このパーティにおいては役割が明確で使いやすいと感じました。しかし電気タイプの技が無いことでパルシェンギャラドスに対して隙を見せることがあり、数値受けを崩す方法を他にも探さなければならないと感じました。



スイクン

たべのこし プレッシャー
ねっとう こごえるかぜ みがわり まもる
ずぶとい 205(236)-*-154(36)-110-135-135(236)



「みがわり」を使うグライオンに隙を見せるとパーティが半壊しかねないと感じたことから、グライオンに強く炎タイプの対策もできるスイクンを5匹目に採用することにしました。今回スイクンを採用する最大の理由は「こごえるかぜ」で、この技により相手の素早さを下げてから受けポケモンが先制できるようにした上で交代することで立ち回りがしやすくなると判断しました。攻撃技の「ねっとう」による火傷状態も強く、これによりナットレイギルガルドに対して不利な選出をしてしまっても強引に崩すことが可能となりました。
グライオンに強いというコンセプトを満たせるようにBとSを重視した配分とし、「みがわり」を覚えさせました。最後の技は「まもる」とし、これにより低速ポケモンのPPを減らしにいけたり、回復手段として持たせた「みがわり」と相性のよい「たべのこし」とのシナジーを狙っています。
このパーティにおいては最も選出回数が少ないポケモンですが、終盤の詰めをしやすいポケモンであり、選出した際は慎重に扱えば勝ちに直結しやすいポケモンだと考えています。



メガリザードンX

リザードナイトX もうか→かたいツメ
フレアドライブ ドラゴンクロー かみなりパンチ りゅうのまい
いじっぱり 153-200(252)-132(4)-*-105-152(252)



最後に採用したポケモンメガリザードンXで、メガメタグロスの代わりに選出します。メガメタグロスと同様優秀な攻撃範囲を持ち、耐久力もそこそこあるので一撃では倒れにくく、更には「りゅうのまい」を覚えるためメガメタグロスより決定力が高いです。水タイプや鋼タイプ、また素早く攻撃範囲が広いポケモンが相手に散見されてメタグロスで受けることが間に合わないと感じた時、或いは相手のパーティ全体で長期戦を挑まれそうだと感じた際はリザードンを選出する、というような補完的な採用となっています。
りゅうのまい」を使わずとも大ダメージが期待できるメインウェポンである「フレアドライブ」をまず採用。それに伴いもう一つのメインウェポンとなるドラゴン技は「ドラゴンクロー」としました。「じしん」と選択でしたが、相手のボーマンダガブリアスに打点があるかないかで立ち回りが大きく変わると感じたため採用しました。4つ目の技は「かみなりパンチ」を選択肢、メガメタグロス同様ドヒドイデに対して選出させやすくしました。
配分は決定力が最も重要だったためAに性格補正をかけてAS極振りとしました。メガリザードンXが苦手な地面タイプやドラゴンタイプに対しては比較的しっかりと対処できるようなポケモンで固めているため、選出しても窮屈さは感じず、本来の役割を果たしてくれました。「こだわりスカーフ」を持つポケモンと同様に、このような攻撃性能が高いポケモンを1匹サイクルパーティに採用しておくと立ち回りの幅がい非常に広がり、本来不利な相手にも楽に勝てるようになるなどの恩恵があることを実感できました。その分受けられるタイプは減り、崩せない相手に対しては一方的に後手となってしまうデメリットもあるため、選出がよりシビアになります。



<感想>

「コケコランドグロス」というよくある並びに「受けられない組み合わせはリザードンで飛ばせばいいや」という安直な発想で完成した並びですが、個々のポテンシャルが高いため想定通り動くことができました。しかしまだまだ穴があるパーティであるため立ち回りの負担が大きい点が短所としてあり、サイクル戦の醍醐味である安定行動の継続といったコンセプトからは外れてしまっていました。
今後もこのコンセプトを中心に、完成度の高いパーティを考えていきたいです。



<34回シングル厨のつどいでの選出回数(全10試合)>



メガメタグロス :■■■ 3
カプ・コケコ  :■■■■■■■■ 8
霊獣ランドロス :■■■■ 4
ポリゴン2   :■■■■■■■ 7
スイクン    :■■■ 3
メガリザードンX:■■■■■ 5



記事は以上です。

最後までお読み下さり、ありがとうございました!