シングル・「バトンタッチ」バシャーモ+メガサーナイト軸パーティ

シングルレートシーズン15で使用するために調整したパーティです。


   
   



メガサーナイト

サーナイトナイト トレース→フェアリースキン
ハイパーボイス サイコショック アンコール みがわり
ひかえめ 161(140)-*-85-238(252)-155-135(116)
バシャーモ

ラムのみ かそく
とびひざげり はたきおとす バトンタッチ まもる
いじっぱり 155-189(252)-90-*-91(4)-132(252)
ボルトロス(霊獣)

オボンのみ ちくでん
10まんボルト めざめるパワー(氷) くさむすび わるだくみ
ずぶとい 184(236)-*-132(240)-168(20)-100-123(12)
スイクン

カゴのみ プレッシャー
ねっとう れいとうビーム めいそう ねむる
ずぶとい 207(252)-*-155(44)-114(28)-136(4)-128(180)
メガガルーラ

ガルーラナイト きもったま→おやこあい
ひみつのちから ふいうち かみくだく けたぐり
いじっぱり 189(68)-192(236)-142(172)-*-121(4)-124(28)
ガブリアス

きあいのタスキ さめはだ
げきりん じしん がんせきふうじ つるぎのまい
ようき 183-182(252)-115-*-106(4)-169(252)



<基本コンセプト>



メガサーナイト入りのパーティを回していた時に第2のメガ枠としてメガバシャーモを採用していたことがあるのですが、その時にサーナイトバシャーモを同時に選出して戦いやすい方法ないだろうかとずっと考えており、その結果「バトンタッチ」を覚えたバシャーモを採用すると戦いやすいのではないかと思ったのが構築のきっかけです。

メガサーナイトの入りのパーティとして「メガサーナイトメガバシャーモ・化身ボルトロス(サンダー)・ナットレイギルガルド)・霊獣ランドロスガブリアス)・スイクン」という並びが個人的にはとても強いと思っており、この形で戦うのに慣れていたこともあり、これらの並びをなるべく維持できるようなパーティを目指しました。
(参考:http://d.hatena.ne.jp/coolg-nittan/20140921

さらにローさんがニコニコ生放送バシャーモサーナイトを使っているのを見て、自分もシーズン14で活躍した「バトンタッチ」を覚えたバシャーモを使った並びを参考にしつつ形を整えていくことにしました。
(参考1:http://pokemon-ro.hatenablog.com/entries/2016/03/15
(参考2:http://rudxwa19.hatenablog.com/entry/2016/03/15/195243



※配分は全て理想値が前提となっています。



<個別解説>





メガサーナイト

サーナイトナイト トレース→フェアリースキン
ハイパーボイス サイコショック アンコール みがわり
ひかえめ 161(140)-*-85-238(252)-155-135(116)



・最速70族抜き
・C最大
・余りHで4n+1



パーティの基本コンセプトを担うポケモンです。今回は「アンコール」と「みがわり」を覚えさせメガガルーラの「ふいうち」や相手の補助技にリスクを与えるような型を採用しました。

この型は後述するバシャーモの「バトンタッチ」と相性が良く、単体で他のポケモンのサポートも行えるため幅広い選出が行える点が魅力です。メガサーナイトは補完的な役割が強いポケモンであることが多いですが、この型は汎用性が高く使いやすいと感じました。

サーナイト自身で起点作りも行えるため後述の化身ボルトロススイクンと同時に選出することで戦いやすくなります。特性「トレース」のおかげで特性「いたずらごころ」を持つポケモン等に強く、ラッキーを中心とした受けループ構築にも戦えます。

配分はややSを高めに設定し、Cを最大としました。バシャーモがいるおかげでCを高めに設定できるほか、「みがわり」を使う際に都合の良い値である最低限のHPが確保できています。

メガゲンガーと違って選出できるパーティの数は多くガルーラと同時選出もしづらいですが、有利な相手へ繰り出せたときの制圧力は目を見張るものがあります。





バシャーモ

ラムのみ かそく
とびひざげり はたきおとす バトンタッチ まもる
いじっぱり 155-*-90-178(252)-91(4)-132(252)



・A最大
・S全振り
・余り4をD(「ダウンロード」で相手のAを上げるため)



「バトンタッチ」でパーティ全体のサポートを行います。バシャーモの長所としてはサポートとしての役割を持たせた場合でも単体での攻撃性能が高い点にあると考えていることから決定力を高めたいと思いました。選出回数が多くなることから攻撃範囲を広げることが重要だと考え、最も範囲の広い「とびひざげり」と「はたきおとす」を覚えさせました。

Bを伸ばしたメガガルーラに「とびひざげり」を耐えられることを嫌い、性格を「いじっぱり」にしてAを最大とし、余りを全てSに回し1回「かそく」が発動しゲッコウガを抜ける値にしました。副産物としてBが高めのメガゲンガーを「はたきおとす」2発で倒しやすいです。

持ち物は「ラムのみ」とし、メガゲンガーの「さいみんじゅつ」に抗う手段としました。「ヘドロばくだん」による毒状態や化身ボルトロスの「でんじは」に対する1回の保険にもなり優秀な持ち物です。





ボルトロス(霊獣)

オボンのみ ちくでん
10まんボルト めざめるパワー(氷) くさむすび わるだくみ
ずぶとい 184(236)-*-132(240)-168(20)-100-123(12)

個体値:31-0-30-31-31-31



・「オボンのみ」の回復量効率を重視し4nへ調整
・【+6】【ちからもち】A112マリルリの「アクアジェット」耐え
・準速70族抜き
・余りC(「10まんボルト」でラッキーを倒す乱数を少しでも上げるため)



バシャーモの「バトンタッチ」から繋いで相手全てを倒すことを狙う「わるだくみ」を覚えた霊獣ボルトロスを採用しました。耐久力と速さ・決定力を兼ね備えつつ「でんじは」が効かないアタッカーとしての運用を期待しています。バシャーモが苦手な地面タイプの相手をしたいため「めざめるパワー(氷)」と「くさむすび」を覚えさせあらゆるポケモンへの対抗策としました。持ち物も「オボンのみ」を持たせて先制技で倒されることを防ぎやすくしています。また、防御力をほぼ最大まで高めてパーティが苦手とするマリルリと戦いやすくしました。

化身ボルトロスと違って誤魔化し性能はなく、「バトンタッチ」への依存度から汎用性はあまり高くありませんが、化身ボルトロスを相手にした場合や崩し性能など化身ボルトロスにはない様々な恩恵を与えてくれます。





スイクン

カゴのみ プレッシャー
ねっとう れいとうビーム めいそう ねむる
ずぶとい 207(252)-*-155(44)-114(28)-136(4)-128(180)



・【+1】で122族(ゲッコウガ)抜き
・【+1】「れいとうビーム」でH184-D101化身ボルトロスを「オボンのみ」の回復込みで2発
・H最大、余りBでA200ガブリアスの「げきりん」を最高乱数×2以外耐え
・余り4をD



「バトンタッチ」から交代先として優秀な耐久力の高いスイクンを採用することにしました。単体でも強力なポケモンで霊獣ボルトロスとの並びも良く、幅広い相手と戦える点が特徴です。

環境でカバルドンが増えたことにより「めいそう」を覚えて「カゴのみ」を持ったスイクンの数も増えたため、ミラーや「バトンタッチ」との兼ね合いも考慮しSをかなり高い値まで伸ばしてみました。素でキノガッサより早い点も長所です。それに伴いBとCは必要最低限の値としました。

BとCがやや低いことからファイアローメガガルーラの相手をするのは不安が残りますがそれら相手にも選出して上手く詰められるように展開していくことが重要です。





メガガルーラ

ガルーラナイト きもったま→おやこあい
ひみつのちから ふいうち かみくだく けたぐり
いじっぱり 189(68)-192(236)-142(172)-*-121(4)-124(28)



配分はこちらから拝借しました。



他のポケモンとの兼ね合いが悪くない決定力の中心となれるようなポケモンを考えたところメガガルーラに辿り着きました。メガガルーラを強く意識した相手に対してメガサーナイトが刺さる場面は少なくないため相性が良いポケモンだといえます。

バシャーモの「バトンタッチ」から繋ぐことを考慮し耐久力と攻撃力を兼ね備えた配分が適していると判断したことからABベースのものを使うことにしました。

パーティ全体でゲンガーを苦手とすることからゲンガーに抗えるよう「かみくだく」を覚えさせ、相手のガルーラだけでなくナットレイヒードランに対してダメージを出せる「けたぐり」を採用しました。他に「ほのおのパンチ」や「ドレインパンチ」も選択肢です。





ガブリアス

きあいのタスキ さめはだ
げきりん じしん がんせきふうじ つるぎのまい
ようき 183-182(252)-115-*-106(4)-169(252)



・最速
・A全振り
・余り4をD(C177ゲンガーの「シャドーボール」を最高乱数×2以外耐え)



6匹目に採用するポケモンは補完としての役割を持たせたいと考えました。特にリザードンなどの炎タイプに対して圧倒的に不利だったことからガブリアスを採用することに決めました。
きあいのタスキ」を持たせてメガリザードンXメガルカリオの抑止力として働いたり、「つるぎのまい」を覚えさせて「バトンタッチ」からエースとして活躍させるなど幅広い相手に対応できると感じました。

技は最も汎用性の高いものを選びました。対ガルーラにおいて重要なポケモンであるため最もダメージを与えられるメインウェポンである「げきりん」、炎タイプを倒せる「じしん」を覚えさせ、飛行タイプの打点かつ苦手なファイアローに打点を持てる「がんせきふうじ」を覚えさせています。特にパーティ全体で素早さ調整をしていることから相手の素早さを下げることは大きな恩恵を与えてくれます。性格「ようき」のメガガルーラに抜かれないよう最速とし、「きあいのタスキ」を持たせているため耐久調整は行わずAに振りきりました。



解説は以上です。

最後までお読み下さり、ありがとうございました!