マンムーvsフリージオ

フリージオは地面無効で氷を半減するポケモンの1匹です。

しかし、フリージオのメインウェポンの冷凍ビームをマンムーは半減します。更にフリージオは物理耐久が非常に低く、マンムーの氷柱針とフリージオの冷凍ビームで撃ちあうと負けてしまう可能性の方が高いです。

そこで実際にフリージオで対マンムーがこなせるいい配分は無いか計算してみました。



●物理耐久最大フリージオ

H177-B90
マンムーのAを182で計算。

ストーンエッジ
152〜180

・氷の礫
23〜27

・全て命中する+急所に当たらない場合ストーンエッジ+氷の礫で倒れる確率=97.26 %


つまりフリージオマンムーに後出しするためにはストーンエッジと馬鹿力が無い前提としなくてはなりません。
岩雪崩や恩返しを考慮してもキリが無いため、攻撃技は地震・氷の礫・氷柱針に限定します。
氷の礫、氷柱針以外の氷技は想定しません。
つまり、フリージオマンムーから受ける一番威力の高い技は氷柱針という前提。


●S設定


先制でマンムーを2発で倒すためにマンムーよりは素早くなくてはなりません。
マンムーが最速で145なためフリージオのSは146が最低ラインとなります。
これに必要な努力値は補正無しで164。
しかしフリージオは浮いている氷である=拘りハチマキガブリアスに対面から勝てるという非常に限定的なメリットを持つためS170を維持したい。
そうなると性格補正はSに回し、必要努力値236を確保したいのが本音ではあります。


●C設定


フリージオマンムーに一番打点を出せる技は絶対零度を除くと
1位・・・ソーラービーム
2位・・・ラスターカノン
3位・・・目覚めるパワー

ソーラービームは持ち物が限定されるため考慮出来ません。
そう考えるとラスターカノンの採用が一番理に叶います。
ラスターカノンでH185-D80マンムーを2発で倒すために必要なCは123。
必要な努力値は60となります。
この値は調整の必要が無いものとして考えられます。
つまり相手のマンムーはH185-D80として計算する前提ということです。



●持ち物

フリージオというポケモンはラムの実を持たせたいポケモンなのですが(参考:http://d.hatena.ne.jp/meikaizerogin6y/20120304)、対マンムーを考慮するとオボンの実を持たせたいポケモンです。
ここでは仕方なくオボンの実を持たせることにします。



フリージオの物理耐久範囲とA182マンムーの氷柱針のダメージ量
フリージオのBラインが50〜90であり、この範囲でマンムーの氷柱針1発のダメージ量を計算。


・B90〜84・・・ダメージ15〜18
・B83〜81・・・ダメージ16〜19(性格補正無しフリージオのBライン最大は82)
・B80〜78・・・ダメージ16〜20
・B77〜75・・・ダメージ17〜21
・B74〜72・・・ダメージ18〜21
・B71〜70・・・ダメージ18〜22
・B69〜67・・・ダメージ19〜23
・B66〜65・・・ダメージ20〜24
・B64〜63・・・ダメージ21〜24
・B62〜61・・・ダメージ21〜25
・B60〜59・・・ダメージ21〜26
・B58・・・ダメージ22〜27
・B57〜56・・・ダメージ23〜27
・B55・・・ダメージ24〜28
・B54〜53・・・ダメージ24〜29
・B52〜51・・・ダメージ25〜30
・B50・・・ダメージ26〜31


このラインを参考にします。

マンムーに後出しし、氷柱針を受けながらラスターカノン2発で倒すためにはフリージオマンムーの氷柱針を10発+氷の礫を耐えるのが理想です。


以上から、フリージオに必要な数値を計算すると

・最低S146(164)
・最低C123(60)

この2つを維持しつつ、残りを物理耐久が最大になるように回します。余り努力値が284。
まずBが90と84でダメージ量が変わらないためB最大84で計算。
84に必要な努力値が212。余りをHに回すとH154。これが氷柱針を考慮した最大物理耐久です。
B84に対して氷の礫のダメージが25〜30。
オボンの実を持っていることを考慮するとHは154+回復量38=192。
そして192に氷の礫最大ダメージを受けることを考慮し残り162。
この162ダメージでB84の氷柱針被弾ダメージの15〜18を計算。
すると18×9=162となるため、最大乱数×9以外9発耐えとなりました。

これは10発には届きませんが、丁度このラインが形成されてとても美しいです。
HPが偶数なのがあまり気に入らないため数値1を捻出したい。
ここでCを122に削ってHを155に伸ばす選択肢が出てきます。
これをするとマンムーに対するラスターカノンのダメージが乱数2発となりますが、最低乱数×2を引かなければ倒せるため問題無いと判断します。


以上を考慮したフリージオの配分がこちら。


フリージオ@オボンの実@浮遊
ラスターカノン・絶対零度・毒毒・自己再生
図太い 155(76)-*-84(212)-122(52)-156(4)-146(164)

・最速マンムー抜き
・H185-D80マンムーをラスターカノンで最低乱数×2以外2発
・オボンの実込みでA182マンムーの氷の礫+氷柱針9発耐え
・余り4をD



このフリージオだと以下のマンムーに後出しから「高い確率で」勝つことが出来ると結論づけられます。


仮想敵のマンムーはこちらです。

マンムー@気合のタスキ@厚い脂肪
陽気 185-182(252)-101(4)-*-80-145(252)(陽気AS、B4振り)
地震・氷柱針・氷の礫・ステルスロック



実践で役立つ機会があるのかは不明ですが計算してて楽しくなったので記事にしてみました。