しばらくリーフガードドレディアについて考えてることを記事にしていきます。
ドレディアがリーフガードであるという点を活かすためにはキュウコンを可能な限り構築に組み込みたいです。葉緑素よりも晴れ状態であることが勝ち筋に繋がりやすいためです。
そのためキュウコンと合わせてまずは選出について考える必要があります。
言うまでもないことですがキュウコンを軸にした場合最も意識せざるを得ないのは選出です。特に単体選出が難しく、6匹のうちどの3匹を選んでも戦えるスペックをキュウコンは持っていないため他の天候パーティよりもより選出を意識しながらパーティの型を決めていく必要があります。
当然技一つ一つの採用もパーティとの兼ね合い・選出を考えて範囲を決めていかなくてはなりません。
キュウコンについては多くの先人が研究を重ねておりある程度構築の指針が決まりやすいものですが、この記事では「ドレディアの選出回数を増やし活躍させる」という前提の元で書いているのでキュウコン構築のセオリーよりはドレディアを活躍させることを優先させる、ということをご理解下さればと思います。
相変わらずドレディアが可愛いですがやや現環境では使いづらい印象を受けますので少しでも活躍の糸口が見つかれば良いな、という願いを込めて考察の経過を文章として残します。やや長文気味ですが。
まずは構築の始点から。
基本選出としてキュウコンを組み込む場合の想定。この場合だと対応範囲が広いクレセリアのタイマン性能を晴れで強化するという点にまず着目します。
この場合はタイマン性能を上げるために攻撃範囲を広げたいですが、攻撃技クレセリアが相手に打点負けするor相手が回復ソースを持っていると厳しいためには毒毒or瞑想を組み込みたいですね。
瞑想を積みたい相手が主に眠るを使うポケモン、相手のクレセリアかスイクンということに限定すればドレディアで解決する範囲もあるため毒の優先度が高めだと感じます。
そこで次に着目すべきがドレディアの攻撃範囲。主に対ヒードラン、ウルガモスはクレセリアで対応しづらいためドレディアと合わせて腐ることが少なくありません。
そこで炎のジュエルキュウコン、目覚めるパワー地面ドレディアと合わせてクレセリアへのメタのメタ選出を行えます。当然汎用性は落ちますがクレセリアの対応範囲に頼ります。
晴れの恩恵をある程度受けなくてはキュウコンの採用理由がただのメタポケに成り下がってしまうためクレセリアに月の光の採用はほぼ確定されるのではないでしょうか。
クレセリアの攻撃範囲としてはサイコキネシス、冷凍ビーム、目覚めるパワー炎がメイン攻撃技として使いやすいものです。サイコショックにするメリットが瞑想を積むことで相手の瞑想を持つポケモンとの積みあいに強いというのがあるため単体で使用する場合はサイコキネシスの方が威力が高く追加効果も見込めるため積極的に採用したい技です。
冷凍ビームはクレセリアが突破されやすいカイリューやガブリアスへの素早い回答として必要になりやすい技で、特にキュウコンやドレディアはドラゴンの種族値に対して力負けするため補完として使うにしてもメインとして使うにしても採用を検討したい技です。
主に相手の炎タイプへの回答を出して来ましたが鋼への回答がキュウコンだけでは出しづらいです。特にハッサムに対してキュウコンは後出ししたいポケモンではないためキュウコン以外でハッサムに隙を見せないように立ちまわりたい。そこで初めてクレセリアに目覚めるパワー炎を採用する理由ができます。しかしこれは環境にハッサムが多いという点が強力ということなので汎用性としては微妙です。サイコキネシスと目覚めるパワー炎の攻撃範囲は広めですが威力は微々たるものなので積極採用したくは無いです。毒毒の方が優先度が高い。
ここでクレセリアに毒毒を仕込むか目覚めるパワー炎を仕込むかのまず選択。クレセリアの対応範囲を広げたいなら毒毒を採用するべきですがハッサム意識の目覚めるパワー炎も使用機会が多く難しい。
そこでキュウコンに着目します。ウルガモスメタとしての炎のジュエルフレアドライブは強力な威力ですがそれ一つで対ウルガモスとしての回答になっているかといえば当然そんなことは無くて、それ以外でもDを厚くする、相手の後続に負担を与える構成が望ましい。通りの良い催眠術や毒毒を採用したいですが強引にキュウコンの採用理由を付け足さなくともこの枠は基本選出として最も数多く出したいため可能な限り特定の相手へのメタを貼るということはしたくありません。あくまで炎のジュエルフレアドライブをギミックの一つとして仕込んでおくという程度にとどめておきます。
●組み合わせ例・1
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
キュウコン | 炎のジュエル | フレアドライブ | 催眠術 | 毒毒 | 吠える | 日照り |
ドレディア | 食べ残し | ギガドレイン | 目覚めるパワー地面 | 眠り粉 | 蝶の舞 | リーフガード |
クレセリア | ゴツゴツメット | サイコキネシス | 冷凍ビーム | 目覚めるパワー炎 | 月の光 | 浮遊 |
クレセリアの毒をキュウコンに渡して毒の通りを良くする形。
この場合は相手のドラゴンの処理速度がモノを言うためクレセリアの攻撃範囲を広げてなるべく短期で勝負を決めるようにしたいです。
相手のヒードランが風船だとドレディアの目覚めるパワーだけでは対応出来無いためキュウコンの催眠術と合わせてドレディアにも眠り粉を採用することで相手のヒードランに対する(詰まないための)回答を用意します。これならキュウコンに無理なく吠えるを採用することが可能となります。
この3匹だけで基本と相手の天候パーティに対してそれなりに広い範囲で戦えるためこれを基本選出の一つの形として後続を決めていきたいです。
キュウコンは特に毒毒と催眠術が複合しておりアンチシナジーなためまだこの枠を要検討として後続を決めていきたいです。
特に相手のウルガモスに対する回答が不十分すぎるためキュウコンの吠えるを活かすことでステルスロックを組みこみたいですね。ウルガモスは非常に汎用性が高くどのようなタイプのパーティにも無理せず組み込めるため多くの対応手段を残しておきたいところです。
その場合はキュウコンをフレアドライブにせずとも特殊型にして攻撃範囲を広げつつ催眠術を撃つ機会を増やすといったことが可能です。持ち物の自由度も上がります。
候補としてはテラキオン、ガブリアスが上がります。後出しからウルガモスを倒しやすいポケモンであり、ウルガモスのサブウェポンで返り討ちにあうような構成であればキュウコンで対処が可能なため相性は良いです。この2匹はウルガモスより素早いためステルスロックをする必要があまり無いですが、ウルガモス以外のポケモンに照準を合わせた時に相手の交代先が限られる場合に重宝する技です。その場合キュウコン+クレセリア+対ウルガモス枠としてウルガモスの取り巻きをクレセリアである程度カバー出来るようにしたいです。
水耐性があまり無いためキュウコンのDは多めにしておきたい。ここであまりキュウコンを火力重視にせず耐久寄りに使って補助技を駆使しながら長くキュウコンを使うというプランが出てきます。
●組み合わせ例・2
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
キュウコン | カゴの実 | 大文字 | 毒毒 | 吠える | 眠る | 日照り |
ドレディア | 食べ残し | ギガドレイン | 目覚めるパワー地面 | 眠り粉 | 蝶の舞 | リーフガード |
クレセリア | ゴツゴツメット | サイコキネシス | 冷凍ビーム | 目覚めるパワー炎 | 月の光 | 浮遊 |
テラキオン | 気合のタスキ | インファイト | ストーンエッジ | 電光石火 | ステルスロック | 正義の心 |
特にヒードランに対して後出ししやすい点を考慮してガブリアスではなくテラキオンをまず対ウルガモス枠として採用することでドレディアを選出せずとも攻撃範囲の優秀なアタッカーとして採用が可能となります。
この場合はキュウコン・ドレディア・クレセリアという選出以外にキュウコン・クレセリア・テラキオンという基本選出となります。
テラキオンとクレセリアの相性が非常に良いため相手の天候を意識しなければクレセリア・テラキオン・ドレディアという選出も考えられるかも知れません。
キュウコンを眠る+カゴの実にした理由は何度も後出しして場持ちを良くする方法を食べ残し以外に求めたかったからです。毒毒のターンが稼げるということもありそれなりに使用機会が多いかと思います。
ここでドレディアを目覚めるパワー地面にする理由が一つ減りました。ヒードランを釣ってドレディアで倒す意味が無いためわざわざ汎用性を落とす必要がなくなったためです。
そこでドレディアの攻撃範囲について考え直します。特に単体選出を意識するため可能な限りパーティの負担を減らせるような型にしたいです。そもそも草タイプの攻撃範囲が狭いため、一貫させるためにはそれなりに周りのポケモンで相手のポケモンに負担を与えていかなくてはなりません。その場合キュウコンの毒が生きてくるため、キュウコンがタイマンで不利になりやすい相手に照準を合わせて後続のポケモンを決定します。
今だとクレセリアで見れない水とドラゴンに対してパーティが非常に脆く仕上がっています。特に危険なのは数の多いラティオス、そしてニョロトノ+キングドラに対しての回答が不足しているということです。対雨用にドレディアをチューニングするか、取り巻きで選出しやすいポケモンを採用するなどしてキュウコンが場に出やすいようにしなくてはなりません。
とりあえず今回はここまで。