第16回びぶおふ!で使用したパーティです。ルールはシングルレート準拠。
結果は予選シロナブロックを5-1で2位通過、決勝トーナメントを2-1で3位でした。
また、シングルレーティングシーズン10~11で調整も兼ねて使用しています。
使用したパーティの記事ですが、スタンダードな内容かつ独自の調整を施したポケモンが少ないため、解説は簡素なものです。
【基本コンセプト】
強いポケモンを強く使えるスタンダードなパーティを目指しました。
様々な相手に対応しつつ勝率を伸ばすためには高度で安定したプレイングが求められますが、今回はそれに挑戦してみることにしました。
レーティング、オフ問わず数の多いポケモンで固められており、メガシンカするポケモン以外は全ての組み合わせでの選出が可能かつ高い汎用性を持ちます。
汎用性や対面性能を維持しつつ、サイクル破壊といった「崩し」に重点を当てて構成を決めていきました。
パーティ6匹の並びは採用した順です。
【個別解説】
ねっとう・あくのはどう・みずしゅりけん・ちょうはつ
おくびょう 147-*-88(4)-155(252)-91-191(252)
パーティのスタート地点。ゲッコウガというポケモンは想定しうる型が非常に多いポケモンで、パーティに採用しているだけで相手への圧力は相当なものです。
高速アタッカーであり、「ちょうはつ」を覚えることと、先制技を使えるという点がこのパーティにおいては重要な役目を持ちます。
「あくのはどう」はボーマンダを選出する際に相手のメガメタグロスが重くなりがちだと感じたため採用しました。
じゃれつく・かげうち・のろい・つるぎのまい
いじっぱり 131(4)-156(252)-100-*-125-148(252)
行動保証を持ちながら「のろい」による崩しも行えるポケモンということで採用しました。
相手のミミッキュに対して後手になることを防ぎやすくするために準速としています。
「のろい」を覚えさせておけば選出して何もできなくなるということはほとんどないため、この構成が最も汎用性が高いと感じています。
相手を選ばず即時打点を叩き出すため、ミミッキュで削って他のポケモンを一貫させる、というよりは他のポケモンで削ってミミッキュで突破する、という使い方が多いです。
アイアンヘッド・じしん・れいとうパンチ・がんせきふうじ
ようき 155-197(252)-171(4)-*-130-178(252)
メガシンカ枠かつ鋼タイプで攻撃範囲も申し分なく、非常に強力な対面性能を持つポケモンです。
汎用的な攻撃範囲を重視した構成ですが、特にミミッキュが「フェアリーZ」を持っていることから、隙を見せやすい炎タイプへの圧力を重視しています。
相手のメガメタグロスに隙を見せないよう最速で「じしん」を覚えさせ、同系統のパーティ相手には積極的にミラー戦を仕掛けていきます。他のポケモン全体にも同じように可能な限りSラインはしっかり意識するようにしています。
霊獣ランドロス@フィラのみ@いかく
じしん・とんぼがえり・がんせきふうじ・ステルスロック
わんぱく 196(252)-166(4)-150(212)-*-104(28)-113(12)
カプ・コケコの「Z10まんボルト」を考慮するとゲッコウガやメガメタグロスではカプ・コケコに有利とはいえません。そこで電気タイプを無効にし、かつミミッキュに交代で出せるポケモンとして霊獣ランドロスを採用しました。パーティ全体でかなり不利なメガリザードンXの相手を任せることもあるため防御重視の配分です。
技については遂行のための「じしん」、ミミッキュとの対面で使いやすい「とんぼがえり」、メガリザードンの相手がしやすくなる「がんせきふうじ」、最後は炎タイプへの遂行を考え、「ステルスロック」としました。これによりサイクル戦同士になった際、自分のポケモンで相手のポケモンを崩すためのルートが組みやすくなります。
他に採用したかった技は「どくどく」で、ポリゴン2やカビゴンなど、ゲッコウガを見て選出されやすいポケモンへの対抗手段にしたかったのですが、今回は採用を見送り
、それらの相手は他のポケモンに任せることにしました。
カプ・コケコ@マゴのみ@エレキメイカー
10まんボルト・めざめるパワー(氷)・どくどく・めいそう
おくびょう 145-*-105-137(172)-106(84)-200(252)
ここまでの並びだとキノガッサを苦手とし、またよく呼び込みます。そこでキノガッサの「キノコのほうし」への耐性をつけるべく、特性「エレキメイカー」を持つカプ・コケコを採用することに決めました。「どくどく」と「めいそう」を覚えさせて対特殊方面への崩しを担います。
「マゴのみ」を持たせると対面性能が飛躍的に上昇し、相性関係が逆転できることに期待して持たせました。
いじっぱり 189(148)-216(252)-151(4)-126-111(4)-153(100)
以前のオフでも使用したことがある、「いじっぱり」HAかつ「かえんほうしゃ」を覚えさせたメガボーマンダを 6匹目に採用しました。これはドヒドイデを軸としたサイクル戦に強く出るためのもので、鋼タイプでメガボーマンダの相手をしているパーティには突き刺さります。
ドヒドイデを「すてみタックル」2発で倒すためにAは最大、サイクル戦に参加するためにSは必要最低限に止め、耐久力も重視させたものです。
【感想】
メガクチートや「めざめるパワー(氷)」を覚えたバシャーモなど、パーティ全体で重いポケモンは多数存在しますが、強いポケモンの強い型ばかりを揃えているので幅広い相手と戦うというコンセプトは達成できました。
オフという限られた対戦回数での場に向いているかというと怪しいですが、ある程度の結果は出せたということで安心しています。
【第16回びぶおふ!での選出回数(全9試合)】
ゲッコウガ :■■■■■■ 6
ミミッキュ :■■■■■ 5
メガメタグロス :■■■ 3
霊獣ランドロス :■■■■ 4
カプ・コケコ :■■■■ 4
メガボーマンダ :■■■■■ 5
記事は以上です。
最後までお読み下さり、ありがとうございました!